西行絵巻 ー 番外の番外

 「石川河川公園にある西行絵巻の歌はどなたが選ばれたのですか? 陶板の作者はどなたですか?」などと時折尋ねられる。もとより「物好き」も気にかかっていたのだが、調べていなかった。多分、その道の人たちが携わっておられたのだろう、と推測していた。
 公園管理事務所に問い合わせると「土木事務所の公園緑地課に聞いてください」ということになったので、今朝電話をしてみた。電話を受けてくれた女性の職員が夕方までかかって調べてくれたようだ。
先ほど返事を頂いた。応対には感謝だ!内容としては、少しもの足りない部分もあるが、念のためにその主旨を記しておきたい。
 1、選者は特にいない。事務所がコンサルに発注し、事務所とコンサルの間で「四季折々の歌」、「比較的よく知られていると思われる歌」を中心に選んだ。
 2.陶板は「大塚オーミ陶業」という会社に発注した(比較的よく知られている会社です)。
 3.絵柄は各種伝承されているので、いろいろ参照、参考にして作成した。特定の本・原画からの模写・引用ではない。
 4.完成が平成7年(1995年)と古く、お見せできる確実な資料が残っていない。
ということだった。これ以上のことが解る機会はもうなさそうだ。
 宣伝するわけではないが、大塚オーミ陶業については、このようなブログを見つけたので紹介しておこう。
 同社は、今や押しも押されもしない陶板大手となっている。近年は次々と大作を手がけていて、HPには実績紹介も多々ある。だが、この「西行絵巻」はない。HPに掲載するほどの作品ではない、ということなのだろう。

☆ なお、今日は「けん家持」さんという愉しい、凝り性らしい方を見つけて、ブログにコメントしたところ早速レス・コメントをいただいた。彼のブログは次ページのコメント欄から「けん家持」さんをクリックすると開けるので、ご覧あれ!