石川議員ら3人起訴・保釈のカゲに…?

 2月5日、横綱・朝青龍が引責・引退、民主党の石川議員ら3人起訴・小沢氏不起訴が大きく報道された。小沢氏は「幹事長職返上せぬ」とも…。
 相撲協会の優柔不断ぶり、民主党の自浄力のなさ。まさに「兄たり難く、弟たり難し」といった按配だ。どちらも、詳細な情報が警察や検察によって明らかにされるのは、後日を待たなければいけない。だが、朝青龍は解雇通告の前に辞めた。小沢氏は開き直っている。問題は「刑事事件」としての対処はともかく、「政治的・道義的責任」の所在について、どう対処するかという問題だ。鳩山総理や小沢氏の判断力、問題処理能力は角界にも劣る。そう言われても弁解できないはずだ。
 その夕刻、かの石川氏の1200万円など、当該の被告3人が多額の保釈金を積んで保釈された。報道の一部にこんな記事がある。
 「検察側は、石川被告らについて『犯行動機が未解明で証拠隠滅の恐れがある』などと保釈に反対したが、東京地裁は、石川被告らが起訴事実を認めている上、逃亡や証拠隠滅の恐れがないなどと判断して保釈を認めたとみられる」
 筆者は「腑に落ちない記事だ」と思う。というのは、石川議員逮捕に踏み切った時の報道に「特捜部は、石川議員に自殺の恐れが生じたことや、説明に虚偽が多く証拠隠滅の可能性があることを考慮。任意捜査の方針から一転して逮捕に踏み切った」(朝日・1月16日)とあったからだ。同紙は社会面でも、石川議員が電話のやりとりで父から「死ぬなよ」と言われていたことを報じている。他紙は「自殺の恐れ」とまでは明確に書いていなかったようだが「精神的に不安定な状況」と察しられる報道はしていた。
 とすれば、地裁には「証拠隠滅、逃亡(や自殺)の恐れも無し」と判断し、保釈にした根拠を明示する責任があるはずではないか。地検も「犯行動機が未解明で証拠隠滅の恐れがある」と抵抗したのなら、小沢氏だけが「嫌疑不十分」で「不起訴」と断定できるわけがなかろう。その間の事情をつまびらかにするような報道は見あたらない。
 マスコミは、ことを大々的に報道しているように振る舞うが、地裁と地検の奇妙な結論をきめ細かく追及しているようには見えない。真実の探求を中断して、世論調査報道に熱中している。またしても「劇場型」なのである。こんなことでは、尻尾は切れてもトカゲは斬れまい。
 朝青龍がハワイに行った。何のためにハワイにいるのかはわからない、という程度の報道と同じでは困るじゃないか。
 心あるジャーナリスト諸氏にがんばって欲しいと思うと同時に、今日のマスコミへの不審・不信を募らせる昨今だ。
 
by itya-tyan | 2010-02-06 22:05 | ちょいまち草 | Trackback | Comments(2)
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Commented by 咲月 at 2010-02-08 08:00 x
最近 ちょっといいのかな~ と感じるのは…
民主党のバラマキに相まって国会や報道でもフランスやスェィーデンの社会福祉がチラホラ見え隠れすること。
確かに 良いことは見習うべきですが 同時に歴史的背景や民族性、税の仕組みについても同時に伝えてほしいものです。 

ちゃ~ちゃん 血圧上がらないようにね~~(^_^;)
Commented by 咲月 at 2010-02-08 18:16 x
訂正: いいのかな~???   でした^^  いいんでしょうか??