無題!

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「安全神話」のでたらめさを日々に実感しているさなか、東電や保安院の発表にウソがあったことまで次々…。その上、被災地にも福島原発にもロクな梅雨対策・台風対策が講じられていない!まさに人災の様相に苛立ちを覚える日々が続きます。

ところで、「地震は俳句などで『ない』と読みます」と書いたところ、知人から「語源は?」との問いがありました。
広辞苑で「ない(地震)」をひくと…
「(ナは土地の意。ヰは場所またはそのものの存在をあきらかにする意)転じて、地震」とあり、「武烈記『ーが揺(よ)り来ば』。方丈記『おびただしく大ーふること侍りき』」とあります。
この「ないが揺り来る」および「大ないふること」に謎がありそうです。が、広辞苑ではここまでしかわかりません。
そこで、手元の「全訳古語辞典」をひいてみます。
「ない」 → 「なゐ」。こちらの方でわかります。
なゐ(ナイ)[地震](名)の項に…
[「な(=地の意)」に「ゐ(=居)」の付いたもので、原義は大地] 地震。 」とあります。
ここでも「方丈記二」の部分「恐れのなかに恐るべかりけるは、ただーなりけりとこそ覚え侍りしか」が引用されています。
「恐ろしいもののなかで、最も恐ろしいのは地震(なゐ)」というわけです。
そして「参考」のところに…
「『なゐ震(ふ)る・なゐ揺(よ)る(=大地が揺(ゆ)れる。地震が起こる)』から、のち「なゐ」だけで地震の意になった」とあります。
つまり方丈記の「大ないふる」は「大なゐ震る」だったのです。
「辞書的」には、大体こんなところでしょうか。

では、鴨長明が体験した「大ない」はどの地震なのか?だとか、「ない」の原義「大地」の意が喪われ、つまり「震る」「揺る」という接尾語なしの「ない」だけで「地震」の意が定着したのはいつ頃なのか?という興味・関心が湧きますねぇ!先学に学びたいものです。
by itya-tyan | 2011-05-31 10:46 | 喜怒哀楽をともに… | Trackback | Comments(0)
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