竹ノ内街道 続き

もう少しだけ竹ノ内の集落と芭蕉の句のことを書いておきましょう。
まず、これをご覧ください!(クリック)
奈良市佐保台の藤原敞さん(本文・写真)と、浦野英孝さん(web管理)との共同製作による「奈良観光」のページです。

それから、昨日アップした
   綿弓や琵琶になぐさむ竹の奥  の句意です。
写真と説明でおわかりになったと思いますが、種をはずした綿の実を弦の下に置き、上から木槌で打って、綿をほぐし、馴染ませ、糸に紡ぐ段取りをするのが「綿打ち」であり、その道具が「綿弓」でした。
弦はガットのようなものと書きましたが、昔は鯨のヒゲなどを使っていたようです。それ自体かなり硬く、力もいったようですが弦を打つとビョ〜ンビョ〜ンといい音が出ます。
その音色を芭蕉は琵琶の音にたとえたのです。
* 綿を打つ弓の音が琵琶のように鳴り響いて心が安まるなぁ…。
  竹薮の奥にたたずむこの家と美事に釣り合っている。

 といったところでしょうか。
この句は、芭蕉の門人で竹ノ内出身の苗村千里(ちり)の案内で逗留した折につくられたもので「野ざらし紀行」所収とのことです。
探ってみると、ほど近い当麻寺や長尾神社での句もありました。

なお、実際の綿打ちの場面がわかる動画は無いか?と探してみましたが無いようです。
いろいろ検索していると↓のような写真が3枚アップされていました。
左が、綿弓をセットしているところ。真ん中が打ち始め、右がひとまず打ち終わりでしょう。
  綿打ちの実演(クリック)
これで様子がよくわかり、自分でも納得できました。
by itya-tyan | 2011-10-20 16:07 | 喜怒哀楽をともに… | Trackback | Comments(0)
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