弦月の話

 今朝の新聞、釣り欄に今日の月のイラストが出ていました。
 で、月が変わって行く姿、特に「上弦の月、下弦の月」の違いを聞かれました。簡単な図を書いて説明しようとしましたが、勉強したのはずっと昔のことなので、うまく説明できません。
 探してみると分かりやすいものが幾つか見つかりました。

   これは2012年11月の月齢カレンダーです。 
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上弦と下弦(ウィキペディァより)
 新月から次の新月までの1朔望月の中で弦月は2回あり、1つ目(月相7)を上弦の月(じょうげんのつき)、上弦月(じょうげんげつ)または単に上弦(じょうげん)、2つ目(月相21)を下弦の月(かげんのつき)、下弦月(かげんげつ)、または単に下弦(かげん)という。
 これらの「上」「下」は順序が先・後であることを意味し、1ヶ月を3旬に分けたときの上旬・(中旬)・下旬と同じ用法である。なお太陰太陽暦(および太陰暦)では、上弦の月は上旬、下弦の月は下旬に現れる。
 上弦の運行は太陽に6時間遅れていて、12時にのぼり24時に沈む。そのため夕方や夜浅くに見やすい。下弦は6時間進んでいて、0時にのぼり12時に沈む。そのため深夜過ぎや未明に見やすい。
 上弦で輝いているのは、月の後方半球(公転運動の後ろ側)、東半球、北を上にしたときの右半分である。下弦で輝いているのは、前方半球、西半球、北を上にしたときの左半分である。輝いている部分の面積は同じだが、海と陸の配置により、上弦のほうがわずかに明るい。
 俗に、月の上半分が輝いているのが上弦、下半分が輝いているのが下弦と言うことがあるが、「上」「下」は前述の通り順序を表しており誤りである。そもそも、同じ月相の月でも、昇った直後と沈む直前とでは上下がほぼ逆になる。(下線は筆者)

* 間違いやすいのは「弦」を「弓の弦(つる)」が上にあるか、下 にあるかを基準に「上弦」「下弦」が分かれると考えることです。
  そうではなく「月が半円形に見える」ことを「弦」または「弦  月」というのであり、先に来る(上の)「半月」が「上弦」であ  り、後に来る(下の)「半月」が「下弦」であるということです。

 探していると、とても分かりやすくて、少し楽しいものが見つかりました。ぜひ試してみてください。
 月の満ち欠けです(クリック)。
 太陽、月、地球の関係、実際の見え方まで分かったでしょう?