五番街のマリーへ!この曲をどう聞きますか?

この曲をこんな風にアレンジできるんだ!
素直に感動できました。
聞いてください。

まず歌詞を味わってみませんか?

「五番街のマリーへ」        阿久悠作詞・都倉俊一作曲

五番街へ行ったならば マリーの家へ行き
どんな暮ししているのか 見て来てほしい
五番街は古い街で 昔からの人が
きっと住んでいると思う たずねて欲しい
マリーという娘と 遠い昔に暮らし
悲しい思いをさせた それだけが気がかり
五番街でうわさを聞いて もしも嫁に行って
今がとても幸せなら 寄らずにほしい

五番街へ行ったならば マリーの家へ行き
どんな暮ししているのか 見て来てほしい
五番街で住んだ頃は 長い髪をしてた
かわいマリー今はどうか 知らせてほしい
マリーという娘と 遠い昔に暮らし
悲しい思いをさせた それだけが気がかり
五番街は近いけれど とても遠いところ
悪いけれどそんな思い 察してほしい


そのうえでこの演奏に耳を傾けたい…。
五番街のマリーへ ロンドン交響楽団の演奏(クリック)

ボクはこの「歌」に初めて接したとき、なるほど…!とは思ったものの「いい歌」とは思いかねたのです。
そこはかとないやるせなさ、もの憂さ、優しさ…、追憶…。
「離別」 その狂おしさ… 年月を経た今もなお…
単に「別れた」のか、「捨てた」のか、「捨てられた」のか…
なかなかロマンティックですよね?

でもそこに…、どことなく男の身勝手さ…、そのセンチメンタリズムが漂っているような気がします。
後ろめたそうですよね!この男!
きつく言えば男の「ずるさ」、そこに「ロマン」があるみたいな…。
主として、女性が(ちあきなおみさんとか…)歌ってくれたのが、それに拍車をかける。

このオーケストラ演奏はそんな雑念を振り払い「音楽」、「曲」としての素晴らしさを聴かせてくれている、と思うのです。
いわば、この演奏にであって救われているわけでしょう。
だから「名演奏」と言いたいのです。

<追伸>
二人の方から問い合わせがありました。
一つは、ロンドン交響楽団の演奏が聞けない、ということです。これではどうでしょうか?
http://www.youtube.com/watch?v=NreaNNLEPhA
 *コピーして、バーに貼り付けてみてください。

もう一つは、ちあきなおみさんの歌だったのですか?というもの。
そうなんですが…。
つい先日までyoutubeで見られたのにコロンビアに制限され、見られなくなっててしまいました。
 *探してみると、ニコニコ動画で聞けますが、アカウントの登録が必要なようです。
 *なおも探すとfacebookにアップしている方がいました。
 画像も音質もこれが良さそう(クリック)です。