「特定秘密保護法」ー 森村氏の投稿と中島氏の紙面批評

 義兄の逝去(4日)、通夜式(5日)、告別式(6日)と慌ただしく過ごしている間に、国会では「特定秘密保護法」がバタバタと成立してしまった。刻々の動きを知らぬ間に過ごしてしまったことに悔しい思いが募る。自民型・安倍型政治の「終わりの始まり」と決意を新たにするものの、拍子抜けの感は否めない。
 思い起こせば、60年安保の時代、青年・学生たちの多くはその挫折感や焦燥感のとりこになってあらぬ道へ転げ込んだ。ボクの同世代人のかなりの部分だった。ボクらは歯を食いしばって、その悲観的な心象をこえるためにがんばってきたと言えると思う。今度ばかりはその轍を繰り返してはならない。あくまで廃案をめざし、悪法の執行を食い止めるまで、ねばり強い運動が必要だ。
 そんな時に掲載された昨日の朝日新聞の二つの記事の意味は重い。

 一つはあえて一読者として投稿された作家森村誠一氏の「声」だ。
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 もう一つは、「紙面審議会委員」の中島岳志氏の「紙面批評」だ。
 同氏は「特定秘密保護法案」に対する朝日新聞の報道を「一貫した的確な報道」と評価しつつも、「『決められる政治』を後押しし、『スピード感』を重視してきたメディア全体の責任」を問い、「補完勢力化進む公明党」との的確な批判を肯定しつつ「遅すぎた」と論じる。また、「法案・条文解説」が「問題点をかりやすくした」ものの「やはり掲載のタイミングが遅すぎる」とし、「結果的に強行採決を許すことになった」報道ぶりの検証をせまっている。
 同氏は朝日新聞について「よく法案を研究し、健闘したと思う。しかし、タイミングが遅く、庶民の実感に手が届かなかった。この一連のプロセスを検証し、前に進んでほしい」と結ぶ。
 *画像はクリックで拡大したうえで、適当なサイズになおしてごらんください*
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 巷間では「治安維持法に匹敵する弾圧立法だ」「憲法の諸条項を蹂躙する悪法だ」「廃棄するしかない」「日本を戦争する国にさせるな」の声がやまない。意気消沈するどころではない。
 その声に大きな励ましを与えるお二人の「声」であり、「批評」であると受けとめた次第だ。
by itya-tyan | 2013-12-11 18:16 | ちょいまち草 | Trackback | Comments(0)
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