ベースロード電源? 何のことやらさっぱり分からぬ!

 政府が原子力政策・エネルギー政策について「原発はベースロード電源」という言葉を使い始めているという。国会でさえ「何のことかわからぬ」という質問があったようだ。
 ボクもよく分からなかった。手元の簡単な辞書を見ても「ベース」と「ロード」を別々にひくと出てくるが、「ベースロード」という単語は出てこない。どうやら「専門用語」らしい。
 一応、辞書の該当するところをあげておく。
 base:基部、底、土台 《★【類語】 base は文字どおり「物を支える土台」に用いられるが、通例 basis は比喩的な意味に用いられる》。 (物事の)基礎、根拠。
 load :(運搬[輸送]されるものの意で)荷,積み荷。【理・機・電】 荷重,負荷。

 ボンヤリとは分からぬでもないが、まだピンとはこない。
 「原子力資料情報室」の用語解説によればベース負荷、ベースロード、基底負荷ともいうらしい。繰り返しこんな図表が使われている。
b0142158_18264813.png
 負荷(ロード)とは、電気設備で実際に使われた電力の大きさ指し、ベースロード電源とは電力需要の「底」の部分で、常に使われている電力ということだ。

 電力用語辞典によれば、電源はベース、ミドル、ピークの3電源に分類できる。
 電力の供給は、需要と供給を一致させることが鉄則である。季節や曜日によって1日の需要の変化は異なるが、電源(発電所のこと)の構成は、ベース電源、ミドル電源、ピーク電源の3電源の組み合わせとなる(比率は異なる)。
 ベース電源とは、1日通してある一定以上の需要を賄う電源である。東日本大震災までは、川の流れをそのまま活用するタイプの水力発電所に加え、主力として原子力発電がこれを担ってきた。しかし、原発の多くが停止している現在、大規模な火力発電所がこれを代替している。
 ピーク電源は、1日のうち、需要の大きな時間帯だけを受け持つ電源である。揚水式水力発電所という特殊な水力発電に加え、小規模でボイラ出力の増減が容易な火力発電所が受け持つ。
 ミドル電源とは、ベース電源、ピーク電源の中間的役割を果たす電源であり、主に火力発電所が多い。
by itya-tyan | 2014-03-13 18:40 | ちょいまち草 | Trackback | Comments(0)
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