震災関連死=政治の貧困による犠牲死、ではないのか!

 今日、所用を終え千早赤阪村から帰宅の途中、カーラジオでNHKのニュースを耳にした。震災関連死についての報道だった。帰宅して報道の内容を確認してみた。以下の内容だ。

 東日本大震災の震災関連死 3000人超える  

b0142158_8263938.jpg 東日本大震災と原発事故による避難生活で、体調が悪化するなどして亡くなったいわゆる「震災関連死」について、NHKがことし3月末時点でまとめたところ、10の都県で3000人を超え、福島県では津波など震災の直接の影響で亡くなった人の数を上回っています。
 NHKがことし3月末時点の震災関連死についてそれぞれの自治体を取材してまとめたところ、
   ▽福島県が1691人、
   ▽宮城県が889人、
   ▽岩手県が441人、
   ▽茨城県が41人、
   ▽千葉県が4人、
   ▽神奈川県と長野県がそれぞれ3人、
   ▽山形県が2人、
   ▽東京都と埼玉県がそれぞれ1人
で、
合わせて少なくとも3076人に上っています。

 復興庁のまとめによりますと、去年の同じ時期には2688人で、この1年間で388人増えました。
 自治体別では、
   ▽福島県南相馬市が447人と最も多く、
 次いで、
   ▽福島県浪江町が320人、
   ▽仙台市が258人、
   ▽宮城県石巻市が253人、
   ▽福島県富岡町が237人
などとなっています。
 全体の半数以上を占める福島県では、津波や地震など震災の直接の影響で死亡した人の数を88人上回り、長期化する避難生活の深刻さが浮き彫りになっています。

 震災関連死とはいったいどういうことなのか?
 念のためにひっぱってみた。
 知恵蔵miniの解説は一応うなづける。
 震災関連死 【しんさいかんれんし】
 建物の倒壊や火災、津波など地震による直接的な被害ではなく、その後の避難生活での体調悪化や過労など間接的な原因で死亡すること。

 では、政府・復興庁のこの定義はうなづけるか?
 「震災関連死の死者」とは、「東日本大震災による負傷の悪化等により亡くなられた方で、災害弔慰金の支給等に関する法律に基づき、当該災害弔慰金の支給対象となった方」と定義。(実際には支給されていない方も含む。)

 アンダーラインの所を注視したい。明らかに差異が読みとれる。
 NHKのニュースはこの「定義」のどちらに基づいて集計しているのか。実数はもっと多いのではないか。災害弔慰金を受け取れぬ「関連死の死者」はもっと多いのではないか。疑問はつきない。

 何よりも、あの大震災にもかかわらず「命拾いをした」方々が、3年もたってから今なお亡くなっていく。震災のゆえと片づけられるのだろうか?
 ボクは「政治の貧困による犠牲死」だと断罪したい。

 くわえて、「福島県では津波など震災の直接の影響で亡くなった人の数を上回っています」との浅薄な報道ぶりを糾弾したい。
 震災ではなく、「原発事故にともなう被害死」が反映していることは明々白々ではないのか。
 折角の調査にもかかわらず、NHKは原発事故に直言できなかった。「長期化する避難生活の深刻さ」などとお茶を濁した。その腰の引けた報道ぶりには率直で端的な批判をぶつけておきたい。
by itya-tyan | 2014-05-06 21:01 | ちょいまち草 | Trackback | Comments(0)
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