地蔵盆・使用済み提灯の後始末!
昨日は朝7時から町会で地蔵盆の段取り、昼間に姪の娘のミュージカル出演を鑑賞、夕刻には再度お供えの受け付け、テント番、夜は後片付けと清算などにつきあっていたのです。
テント番をしていると、近所の奥さんに話しかけられました。
「子どもの名を入れた提灯。子どもは大きくなって、孫の提灯になったけど、古い提灯はどうしたらいいんかなぁ。そのまま棄てるのも気がかりで…」
ボクは答えました。
「3日待ってください。聞いてみます。聞いても分からんかったら調べます」
みなさんは、どうしておられるのでしょう?
というわけで、調べました。メモにしてお伝えしました。
先ずは、地蔵盆の由来から…!
地蔵盆の由来、提灯の意味
地蔵盆は関西方面だけの風習で関東や東日本にはない。
地蔵盆の由来は?
地域によって多少前後するが、基本的に地蔵盆は毎年8月の23、24日前後。
お地蔵様(地蔵菩薩)の縁日は毎月24日に行われるが、旧暦の7月24日はお盆と重なるとので盛大にお祭りしようと室町時代に地蔵盆が大流行したのがきっかけ。
もともとお地蔵様(地蔵菩薩)は子育てや子供の守り神として民間信仰の神様。だから地蔵には子供のような形をしたものが多い。
その地蔵信仰が、平安時代に空也上人が書いたと言われる『西院河原地蔵和讃(さいのかわらじぞうわさん)』などの影響もあり、広く知られるようになり、江戸時代になると地蔵信仰と道祖神信仰が結びつき、お地蔵様は道端に祀られるようになって全国的に広まった。こうした由来があるので、地蔵盆は子供たちが主役のイベント。
地蔵盆の提灯の意味
地蔵盆の提灯は、地蔵盆の由来とも関係してくるが、赤と白の提灯にお地蔵様と子どもの名を書き入れることによって縁を結び、子供が元気に育ってくれるようにという意味がある。
お地蔵様は子供の守り神(神か仏か)
地蔵盆の日が近づくと、お地蔵様のお祭りの会館などに提灯が飾られる。提灯の色は特に決まってはいないが、なんとなく女の子は赤、男の子は白になっていて、その子が地蔵盆に参加しているあいだは毎年飾る。他にも、地蔵尊とか延命とか様々な提灯を飾る地域もある。
地蔵盆の提灯は、お地蔵様に子供を守ってもらいたいという願いが込められたもの。
さて、地蔵盆に使った提灯の処分はどうする?
盆提灯・地蔵盆提灯の処分方法について
1 ゴミとして処分しても何ら差し支えない。
2 最近の住宅事情や廃棄物処理の規制によって、提灯を自宅で燃や
すのは難しい。
手を合わせてお祈りしたのちに消し、鎮火をよく確認してから、
紙などに包んで処分。
3 以前は送り火で燃やしたり、自宅の庭でお焚き上げ、菩提寺に
持って行き処分。
しかし最近は、火袋に少しだけ火を入れて燃やし(形だけお焚き
上げをして)、鎮火を確認してから新聞紙などに包んでゴミとして
処分する場合が多くなっている。
4 気にかかるようなら,お焚き上げをされる神社仏閣に持ち込まれ
てはいかがか。近年はダイオキシンの問題などがあり,お寺でお焚
き上げをすることも少なくなった。
年1回程度お焚き上げをされる神社仏閣はあるが、大抵は、産業
廃棄物として処理される。
5 初詣のときに神社等で古いお守りなんかを回収する時に出してみ
ては?
*なお地蔵盆終了後、聞いてみると「滝谷不動さんの護摩焚きに入
れてもらったらどうか」というご意見がありました。
一案かと思います *
以下はその参考です(滝谷不動尊のHPより)。
滝谷不動尊・秋季大祭(しゅうきたいさい)
2015年 9月28日(月)
秋季大祭にあたる九月二十八日に併せて、柴燈大護摩供が瀧峰大
護摩講の修験者によって勤められます。五月のように大規模ではあ
りませんが、山主・修験者共々に熱祷をささげ、一座の柴燈大護摩
供を厳修致します。
当日は午前中に境内にて壇を積み、午後一時頃に点火となる予定
です。
柴燈大護摩供
柴燈大護摩供は不動明王を御本尊として、天下泰平、国家安穏を
祈念するものですが、当山では併せて五穀豊穣、信徒安全、そして
ご信徒様の各願成就等を祈念してお勤め申し上げます。
秋季大祭
本尊開扉大護摩供厳修
<ご祈祷の時間>
午前五時・十時・十一時半(大般若経転読付大護摩供法要)
午後一時・二時・三時半
護摩木 一本 三百円 〆
こんなわけで昨日の一日と今日の半日はつぶれました。
珍しく、私事をアップした次第…!