菅官房長官!国民をバカにしてはいけません!

  国民の「誤解」を問うより
    閣僚らによる「語壊」を恥ずべきです!


 30日の国会包囲行動、全国行動を受けて、菅官房長官が記者会見。安保デモ「大きな誤解」=菅官房長官との見出しの記事があちこちに掲載されました。
b0142158_2295175.jpg 記事の大要は以下のとおりです。
記者会見する菅義偉官房長官=31日午前、首相官邸
 菅義偉官房長官は31日午前の記者会見で、安全保障関連法案に反対する大規模デモについて「一部の野党やマスコミから戦争法案だとか徴兵制の復活などの宣伝もされ、大きな誤解が生じていることは極めて残念だ。政府として、誤解を解く努力をしっかり行っていきたい」と述べた。同法案に関しては「国民の声に耳を傾けながら、国民の生命と平和な暮らしを守ることは、国としての責務だ」として、成立を急ぐ考えに変わりのないことを強調した。 
                    (2015/08/31-12:13)
 「誤解」だと言うならその「誤解」を解くために全力をあげるのが法案退出者・内閣の務めだろう。そんな努力を安倍首相や中谷防衛相、岸田外務相をはじめ関係閣僚がしているとはとても思えない。
 「手榴弾は(武器ではなく)消耗品」と強弁。自衛艦が「核兵器を輸送することも排除していない」とは何事か。
 鳴り物入りで宣伝した「邦人輸送の米艦防護」について「邦人が乗船しているかどうかは絶対的条件ではない」。「ホルムズ海峡の機雷掃海」に関してもイランの安保政策責任者が封鎖を否定。当初に用いた理由付けは誤魔化しだったと認めざるを得ず、方便の論拠は崩れてしまった。
 統合幕僚監部の内部資料には、米艦防護の「ROE(交戦規定)」策定、「軍軍間の調整所」の設置、法成立を前提とした南スーダンPKO(国連平和維持活動)の行動拡大を明記。軍部独走、クーデターともいうべき深刻な事態が露呈している。
 おかげで参議院特別委員会は77回も審議が中断。その総ては、内閣・閣僚の答弁の行き詰まり、一貫性のない答弁論旨の行き詰まりを示すものだった。彼らの論理の「瓦解」を示している。
 その行き詰まりを国民の「誤解」と切り捨てていいのか。破綻した論理はどうしても償えない。関係大臣の答弁、制服組主導の官僚答弁は瓦解している。素直な眼で見れば明らかだ。
 ローカル紙の努力ぶりと比べると、NHKをはじめ五大紙の報道ぶりには明らかに遜色がある。菅氏が「国民が誤解している」と決めつけているのに「本当に誤解か?」との検証やまつわる取材、報道に欠けている。政府広報の趣きさえある。
 安保法制=戦争法をめぐる質疑・答弁を通じて明らかになったのは、閣僚らの答弁に現れた深刻な「語壊」そのものではないか。翻訳のしようもない「一体化」や「兵站」を巡る造語は「国語」「日本語」としての辻褄さえ疑わせる。国会の場で「語壊」現象が繰り広げられているのだ。
 こんなことを甘受できるだろうか。「君らは誤解している」、「信じて、黙ってついてこい」と言わんばかりの菅氏の言動をどう受け取るべきなのか。
 彼らは明らかに論理的に破綻している。だが、政治的延命の策を探し、講じようとしている。そのために弄ぶ政治的表現には眼をこらさないといけない。間髪を入れぬ批判が必要だろう。
 国民の「誤解」を問うより、
  閣僚たちの「語壊」を恥じよ!
と強調する所以である。
by itya-tyan | 2015-08-31 23:13 | ちょいまち草 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://isao3264.exblog.jp/tb/24843998
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。