ご難続き!今度は足底腱膜炎だって!

 総選挙投票日の22日、朝起きると左足の踵が痛む。が、予定通り早朝から投票に行った。少し痛いなぁという程度だったからボツボツ歩けば何とかなった。
 翌、23日は朝から歩くのが不便なほど痛い!が、午後になると治まった。その内、治るのだろうと気楽に考えていた。開票結果に気をとられていたせいもあるだろう。
 「希望」と「民進」、小池女史と前原氏の取り引き、「立憲民主」、枝野氏の立党、共産党の思い切った出馬取り下げなどが絡みつつ、自公が過半数確保、維新に翳りなどの結果となっている。市民と野党の共同は評価したいが、共産党の減退は正直なところ寂しい。近畿では穀田、宮本両氏の議席確保にとどまり、清水、堀内氏は落選、結ちゃんも通れなかった。新たな決意と取り組みが求められているのだろう。
 24日も、25日も終日痛む。25日は水曜日で診察券を見ると午後からは休診だ。仕方なく明日まで我慢するか!
 26日、朝から支度をしてM医院に向かう。ぶっきら坊に見る向きもあるが、ボクは気に入っている先生だ。「原因は分からないんですが、左足の踵が痛むんです」と言うと、「原因がわかっているなら検査・診断はいらん。医者もいらん」とおっしゃる。で、たちまち一枚の資料を出して見せてくれる。
 「足底腱膜炎(そくていけんまくえん)」とある。目を通すとおおよそのことが分かった。ボクの場合は「老化」で腱膜が痛み始めているのだろう。軽い養生の仕方を教えてくれ、踵をテーピングしてもらった。肌色のテープで糊は付いていないのに包帯同士が密着する。何度も使えるそうだ。不思議というか、面白いテープだ。風呂に入るときは解き、上れば再度巻き直す。入浴も効果があるらしい。
 27日も、28日もとても痛んだ。11月5日には校区の避難訓練があるのだが、とても避難場所の小学校までみんなと一緒に歩くのはムリだろう。隣組の組長さんや町会役員らにその旨を伝えに歩く。左足の踵は地面につけずに、つま先だけでボチボチ歩く。
 29日は台風が近づいて、雨なのだがどううしても南森町である会合に行かねばならない。用心しながら、時間をかけて、ビッコを曳きながら行ってきた。会場に着くと、かねて知り合いの方が近況を聞いてくれる。「体調はいかがですか?」。普段は「杖を突いて、どうなさったんですか?」ということが多い。かねては「杖と言わないでください。ステッキとおっしゃってください」などと答えて笑いを誘っているのだが、今日はそうもいかない。
 「差別語と叱られるかも知れませんがビッコというか、チンバというか、足底腱膜炎とかで左片足を引きずって来ました」と答える。帰路も時間をかけて、途中で強く巻きすぎたのか足首が痛くなって、駅のベンチでテープを巻きなおしたりしながら…。
 今日、果たしてビッコやチンバは正確にはどう言えばいいのか、気になって手持ちの辞書で調べてみた。
 「びっこ」は漢字では「跛」と書くらしい。広辞苑や大辞泉では概ね「片足の故障で歩行の釣り合いが取れないこと」とあり、特段「差別語」との指摘はない。「ちんば」も漢字は「跛」だ。意味にも大差はなく、「差別語」との指摘もない。
 ただ、明鏡国語辞典・第2版にだけ、どちらも「足の不自由な人をいう差別的な語」と説明されており、「びっこ」については「足の障害を比喩として使った、差別的な語」という注釈もある。
 ボクは「差別」という言葉にはこだわりがあるので調べてみたのだが、人を称して「びっこ」「ちんば」と呼ぶのはやはり差別的だろうと思う。が、「びっこを曳く」「ちんばを曳く」という形容のすべてを「差別」と規定すると、状況の説明ができにくくなるとも思う。厳密に言えば「左足踵の痛みによる歩行困難」とでも言えばいいのだろうが、世間話にそんな堅苦しい会話はないだろう。
 こんなことを考えている今日は、足の痛みも少し軽い。快方に向かいつつあるのだろうか?