ちゃーちゃん の こと

 ネットなどで「ちゃーちゃん」を探すと、圧倒的に犬や猫、ペットの愛称であることが多い。この語感には、どことなく可愛いイメージがあるのかも知れない。
 しかし、ボクのニックネームである「ちゃーちゃん」の由来は、そんなに可愛いものではない。昭和19年、「敗戦」1年前の生まれである。まわらぬ舌で「いちゃおちゃん」と言うのが訛って「ちゃーちゃん」となった幼児語である。
 同世代には、結構「ちゃー○○」というニックネームで呼ばれている男性がいる。大抵は、勲とか、功という名前である。幼時にまわらぬ舌で「いちゃお」とか「ちゃお」とか自称していた。その音が訛って周囲の人から「ちゃーやん」「ちゃーさん」「ちゃー公」「ちゃーちゃん」とか呼ばれるようにもなった。「ちゃー」という音が共通している。
 さて、勲、とか功という文字ははどこからくるのか。想像できる人はもうかなりの齢を重ねていることだろう。さよう、敗戦の色濃いとは知らず、男の子に「武勲功」という言葉から一字をとって、戦場に出かけ、勇ましく戦い、かくかくたる戦果をあげて欲しいと考えた、当時の親たちの気持ちがこめられた名前のなのである。まさに「勲功著しい」ことを願ったのである。
 しかし、それが「ちゃー○○」となってしまうと、いかにもペットのような、なよなよしい語感をもった、正に名付けた親たちの期待とはかけ離れたあだ名・ニックネームになってしまった、というワケだ。
 因みに、ボクと同じ年に生まれた者達の中には「勇」だとか、「護」、果ては「勝利」などという「戦勝祈願」丸出しの名の者もいる。親たちの願いは同じことだった。
 庶民は、敗戦目前などということを全く知らなかったのである。
by itya-tyan | 2008-10-11 14:33 | 喜怒哀楽をともに… | Trackback | Comments(1)
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Commented by 471 at 2008-10-14 08:17 x
 ほほぉ!「ちゃーちゃん」のナゾが解けました!
 アナタが「いちゃお」「ちゃお」などと自らを呼んでいたころのことは、想像がつきませんなぁ!