2017年 07月 30日 ( 2 )

 ボクは門外漢であるから、詳細を専門的に語る能力はない。
 しかし、”ご用科学者”というべき人たちに”任せておけば安心”という期待がものの見事に外れてしまった今日、素人とはいえ率直な危惧や疑問、時には批判をもあえて加えなければならないのだ、と思う。
 その目で、省庁の発するナマ資料にも当たらざるを得ない。
 その挑戦の一つが今回経産省が発表した「科学的特性マップ公表用サイト」を熟読することだった。
 全部を解説する能力もいとまもないが、要するに「キーワードは10万年」ということだ。
 文書の文言に「現時点では、将来 10 万 年程度であれば現在の運動の傾向が継続する可能性は高いと考えられる」とか、「10 万年程度の期間、後述するおのおのの好ましい地質環境 とその地質環境の長期安定性を確保できる場所が選定できるものと考えられる」とか言って「10万年」を基準にした叙述があちこちにちりばめられている(上記文書の中のWGの文書中にあります)。
 
 一体、10万年先のことを誰が保証するのか?科学者や現場の技術者、実務家や政治家のいう「想定外」にどれだけ苦しめられてきたことか!
 10万年先を見越して「安全な適地」と断言できる厚かましさを持った人たちに「黙って従う」私たちであっていいのか?
 ここでは、マスコミなどにも登場した全国の地図や自分の住む地域や関心ある地域をより詳しく閲覧できる地方別の地図もあるので参照いただきたい。
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 今日、新潟大学の立石雅昭名誉教授が、一つに断層の問題、二つに火山の問題をあげ、「海岸近くが”適地”というのは不可思議」とされ、「この地図は議論の土台なならないと思います。これが、核廃棄物の問題解決の第一歩だとすれば、これをもとに国民的な合意はとても得られないでしょう」とのべておられることを知り、長い道のりの闘いのようなものを覚悟せざるを得なかった。

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