カテゴリ:ちょいまち草( 145 )

 大阪の府知事・市長のダブル選挙が近づいています。
 一度は整理しておかねばと思いつつ、整理し切れていなかった「橋下語録」。「しんぶん赤旗」が適切な形で整理してくれていました。
b0142158_17343745.jpg

b0142158_17345020.jpg


 わかりやすくいえば「沖縄では自民が分裂。外に出された人たちとのオール沖縄形成」、「大阪では自民が分裂。飛び出した人たちが維新を形成」と言えそうです。
 もう一点。「アベ自民は自民極右派。維新と一体。大阪自民は維新と一線画す。府・市民を尊重」とも言えそうです。
 昨日、富田林で講演された鰺坂真さんの話を聞いた感想です。
 今朝の「朝日新聞」はトップから、3面、38面と維新の「臨時党大会」の模様や解散劇を報じている。
 橋下市長・松井知事によるリモコン大会
 この「党大会」には先に離党している橋下市長や松井知事は出席できず、「控え室のモニターで大会を監視した」という。
 ご丁寧にも「橋下市長は前夜のリハーサルで周到に準備し、不測の事態に備え、当日も自ら会場内で待機した」とあり、リハーサルでは「文言の調整や決議案提出の事情などを細かく説明した」ともある。
 これでは全くのリモコン大会ではないか!

 馬場伸幸氏が暫定代表に決まったというのだが、その発言には驚きを禁じ得なかった。
   維新の党は
   日本にとって
   百害あって一利なし

 つい先日まで、自ら所属していた党、円満な分党を目指していた党をこれ程までにこき下ろす神経には呆れかえる。
 天に唾するとは、正にこのことではなかろうか!

 「政党交付金をめぐる騒動との批判を避けたい」との思惑もあると書かれているが、まさに図星ではないか。
 多くの国民、有権者は今度こそ彼らのホンネ、思惑を見逃しはしないだろう。

 近く発足するであろうおおさか維新の会なる新党も、
  百害あって一利なしとなるだろう。 ボクはそう予言しておきたい。
 不評買う「一億総活躍社会」論
 戦争法強行で人気を落とした安倍首相が、何とか挽回しようと得々と打ち出した「一億総活躍社会」論も不評の極みです。
 アベノミクスの新版のつもりなのでしょうが、新3本の矢も全然的を射ていません。
 ホントのところどうなんでしょう?
 宣伝文句はこうですが…。
b0142158_22104169.jpg


 ボクはこの看板に偽りありと見ました。
 新三本の矢の正体はこうではないでしょうか?
b0142158_22112575.jpg

 一億総○○にご用心!

b0142158_16471150.jpg そもそも一億総○○という言葉遣いはあのアジア太平洋戦争に国民を巻き込む国民精神総動員(精動)に端を発しています。
 一億総動員です。
 これは第一次近衛内閣が1937年(昭和12年)年9月から行った政策・活動の一つで、「国家のために自己を犠牲にして尽くす国民の精神(滅私奉公)」を動員するものでした。
 街には「欲しがりません勝つまでは」「ぜいたくは敵だ!」「日本人ならぜいたくは出来ない筈だ!」「足らぬ足らぬは工夫が足らぬ」「遂げよ聖戦 興せよ東亜」「聖戦だ 己れ殺して 国生かせ」「進め一億火の玉だ」「石油の一滴、血の一滴(ガソリンの一滴は血の一滴)」「全てを戦争へ」などの戦時標語が満ちあふれ、「日の丸弁当」奨励、「パーマネントはやめましょう」、国民服やモンペ姿を男女の制服として推奨した教化運動が繰り広げられたのです。

 さらに、敗戦必至になった1945年(昭和20年)初頭には本土決戦 一億総玉砕と本気で叫ばれる事態となっていました。
 45年4月7日、沖縄を目指していた戦艦大和が鹿児島・坊ノ岬沖で撃沈されましたが、無謀な海上特攻作戦を海軍は一億総特攻の先駆けと美化し、乗員2740人を戦死させたのです。
b0142158_17453941.jpg ◀これは敗戦直前の7月に発行された『主婦之友』です。
 「勝利の特攻生活」と題する特集を組んでいました。
 中には「敵の本土上陸、本土決戦は、地の利からも、兵員の上からも……我が方は決して不利ではありません。……一 億一人残らず忠誠の結晶となり、男女混成の総特攻隊となって敢闘するならば、皇国の必勝は決して疑ひありません」(宮城タマヨ「敵の本土上 陸と婦人の覚悟」)という記事もあります。
 こうして一億総特攻という言葉も定着しはじめたのです。

 第2次世界大戦終結直後、東久邇稔彦内閣は一億総懺悔(ざんげ)を唱えました。これは日本の東南アジア各地への加害を詫びるものかと思いきや、国民から天皇に「敗戦を謝罪」させようとするもので、主客転倒も甚だしい謬論でした。

 戦後、すさまじいテレビの普及にともなって一億総白痴化という言葉が大流行しました。
 これは大宅壮一氏が週刊誌上で「テレビに至っては、紙芝居同様、否、紙芝居以下の白痴番組が毎日ずらりと列んでいる。ラジオ、テレビという最も進歩したマスコミ機関によって、『一億白痴化運動』が展開されていると言って好い」と評論したことから始まっています。
 大宅氏のこの指摘は「テレビを次々と視る事により、『思想が刷り込まれ』たり、『思考停止』に陥ったりする可能性から、白痴化と発言したのではないか」と考えられています。

 60年代終盤から70年代にかけての「高度成長政策」のもとで一億総中流という言葉が流行りました。国民の意識調査で自分の生活水準を中の上、中の中、中の下と認識する人が増え、上とも、下とも考えない人が増えたということでした。
 しかし、これは90年代以降、漸減傾向にあり、むしろ「格差社会」が大きな問題となりつつあります。

 こう見てくると安倍氏のいう一億総活躍社会という言葉はとてもうさんくさく見えます。
 彼の普段の言動から類推するに、一億総動員的な発想が下敷きになっていることは間違いなさそうです。

 最後に、このブログを起こすためにあちこち探していると、総務省のHPで一億総当事者という言葉があるのを見つけました。
 内閣府行政刷新会議事務局参事官補佐 重徳 和彦氏の手になるもので、そこには「社会への感性を研ぎ澄まし“1億総当事者”の時代を思いっきり駆け抜けたいという 気概を持つ諸君は、ぜひ総務省の門を叩いて いただきたい」とあります。
 戦争法が強行可決され、9月末に公布、来年3月までにさらに具体化という今日、アメリカの戦争に巻き込まれ、まさに一億総当事者に仕立てあげられては堪ったものではありません。そんな感慨を持つのは、決してボクひとりでないことは確かでしょう。
 先日、あまりにどさくさが続いているのでもう掲載されないのだろうと思ってアップした投稿でしたが、掲載されました。 
 適切に校正してくれてありました。
b0142158_9222017.jpg


< 追加 >
 上記をアップしたあと、24日の新聞に治部さんの投稿が載っていました。ボクの感慨と同趣旨です。
 治部さんと言えば、ボクの尊敬する大先輩の一人なので追加でアップします。
b0142158_106969.jpg

 *クリックで拡大できます。読みやすくしてお読みください*
 昨日に続いて、今日は志位和夫委員長の「呼びかけ」の各社記者との応答部分が掲載されました。

標題は
「戦争法廃止の国民連合政府」について
    志位委員長の会見 記者との一問一答(要旨)
です
小見出しは以下のとおりでした
b0142158_17204429.jpg
政党は野党共闘を積み重ねてきた5党1会派に協力を呼びかけていく

「国民連合政府」という政権構想の提唱に、「提案」の一番の要がある

選挙協力のためには、「戦争法廃止の国民連合政府」の合意が必要になる

閣内協力か、閣外協力かという条件を最初から設定するつもりはない

安倍自公政権を倒すには、「国民連合政府」まで腹を固めた選挙協力が必要

「国民連合政府」の綱領上の位置づけと、これまでにない特徴について

「暫定的な性格」ということの意味について

広く団体・個人の方々に「提案」を届け、国民的な共同をつくるために力をつくす

この「提案」が実るかどうかの成否は、何よりも国民の世論と運動にかかっている



本文はこれでお読みください(クリック)

 なお、記者会見の模様は昨日もアップしましたが、この動画の21分48秒くらいから「一問一答」の部分なので、聞きながら本文を読まれるのも一興かと考え、再掲することにしました。
     
 昨日は午前3時までテレビを見ていました。安保法制=戦争法の成り行きを現認しておきたかったからです。
 で、午前中は寺田町で会議。午後は日中韓3国共同編集の「東アジア3国の近現代史」を学ぶ会。帰宅して夕食を終えると、疲れていたのかすぐ寝てしまいました。
 今日は遅めの起床になってしまいましたが、手に取った新聞はどれも安保法制=戦争法成立をめぐるテーマが満載。なかでも注目、大いに共感したのが日本共産党・志位和夫委員長の「呼びかけ」でした。

大見出しには
「戦争法(安保法制)廃止の国民連合政府」の実現を呼びかけます
     日本共産党幹部会委員長 志位和夫とあります。
中見出しに目を走らせると…
1、戦争法(安保法制)廃止、安倍政権打倒のたたかいをさらに発展させよう
2、戦争法廃止で一致する政党・団体・個人が共同して国民連合政府をつくろう
3、「戦争法廃止の国民連合政府」で一致する野党が、国政選挙で選挙協力を行おう
という3点が柱です。
 「絶好のタイミングで良い呼びかけをしてくれたなぁ」と嬉しくなりました。記名は志位和夫委員長ですが、この文書の確定のために「中央委員会総会を開いた」とあり、「さすがだなぁ!」という感慨が湧きます。
 JCPのホームページを探るといつものような中央委員会総会のHPがありません。代わりに記者会見の模様がアップされていました。
 冒頭の報告は短いものですが文書について適切な解説があり、記者との応答も内容を深く知る一助となるものでした。
   

 「呼びかけ」の全文はここです(クリック)
 今日、今現在(2015年、9月18日、午後18時)、衆議院に内閣不信任決議案が上程され、民主党の枝野氏が趣旨説明を続けています。なかなかの熱弁です。このあと、賛成、反対の討論が行われるのですが、理不尽なことに各党の討論は僅か10分に制限されています。
 ただ、この間、参議院は開議できないので安保法制=戦争法の採決までにはかなりの時間を要することになるのでしょう。ハラハラしながら見守っています。
 
 昨日は所用から帰宅して、テレビで参議院の安保法制特別委員会の「強行採決」の様子をつぶさにみていました。どう見ても異常な様子でした。NHKの中継と解説もヘンです。ある新聞に投稿したのですが事態の急変からみて、掲載の見込みはないだろうと思うので、ここにアップしておくことにしました。

 安保法制=戦争法案採決は「強弁」
 手を貸すNHK報道に抗議

b0142158_18281872.jpg

 帰宅してすぐ固唾を呑んで参議院特別委員会の中継を見続けました。鴻池特別委員長への不信任動議の討論中で、どの議員も力の限りをつくして賛成討論。真摯な姿勢に共感しました。が、採決の結果は否決。鴻池委員長復席の瞬間から委員会室は大混乱。
 アナウンサーも「何が起こっているのか分からない」とのコメントを繰り返します。その混乱の中、自民党の佐藤正久筆頭理事が何度か手を振って合図する姿が見え、与党席の議員が立ちあがったり、拍手しています。中継では「何らかの採決が行われているのでしょうか」と不審げなコメントが続きます。
 ところが直後からNHKは「採決」と報道しはじめ、佐藤筆頭理事へのインタビューでは鴻池委員長が何を言ったのか、何が起こっていたのか、本当に採決されたと言えるのか、肝心のことを確かめようともしません。
 中継をみた限りでは「採決」は強弁としか言いようのない経過でした。手を貸す報道をしたNHKには即座に「あの報道ぶりは不適切」と抗議の電話を入れました。
(〆)

 今日、その瞬間の速記録を見ましたが、何も書いてありません。鴻池委員長の一存で会議の成り行きが記録され、「採決されたことにする」ようです。

 安保法制=戦争法は手続き上も、内容からも憲法違反であることが明白になっています。
 安倍総理がまだ日本の国会に法案を提出もしていない4月末に、アメリカの国会議員を前に「成就」を約束。そればかりか自衛隊の統合幕僚監部が米軍に法案の成立時期や具体化のタイムラグまで約束していた。こんな法案を撤回もせず、審議を続けさせた自公政権の異常さも明白です。
 国民の多数はこれに反対しており、少なくとも今国会の成立は無茶だという声は圧倒的多数です。最後の最後まで批判と抵抗と続けることが、これからの行方を左右することは確実です。
 今日は在宅していますが、その一念に変わるところはありません。

<追記>
 このどさくさに、これだけのことを「やった!」と言うのはいかにもムリでしょう!
b0142158_2302713.jpg

武官独走・制服組の独走!
 解明抜きは国会・国民への侮辱!


b0142158_235620.jpg 河野統幕議長の言動に関する二つの文書が暴露され、安倍首相より先にアメリカ、米軍高官に安保法制=戦争法の「成立時期を約束していた」ことが分かっています。法成立を見越して、実施時期を特定したプランが起案され、予算の段取りまで進んでいることも分かっています。
 制服組による国権の最高機関である国会の冒涜、シビリアンコントロールどこ吹く風、国民への侮辱、米軍奉仕の横暴は明らかです。
 安倍自民・公明は、その河野統幕議長を国会・特別委員会に呼んで事態を解明することすら拒んでいます。
 こんなことで、採決強行なんて許されるのでしょうか?断じてノーです。世論も圧倒的にダメと言っています。

 河野統幕議長に問われる説明責任
 河野統幕議長に問われるべきは「文書があるかないか」ではありません。そのような「発言をしたか、していないか」ということです。
 この設問はまさに諸刃の刃です。発言を「した」といえば立法府である議会も、行政府である政府も脇において「自衛隊幹部」つまり「軍幹部」がアメリカと米軍に約束してしまったことになり、議会審議も、政府答弁も宙に浮いてしまう由々しき事態となります。少なくとも「一旦廃案」の道しかありません。これが議会運営の常道です。
 発言を「していない」といえばどうなるのか?少なくとも「米軍への服従」の誓いは反故、アメリカへの公約違反となり、安倍内閣、自民・公明は路頭に迷うハメに陥ります。それを回避したいというよこしまな態度が「国会に呼ばない」という横柄さに結びついています。

 まかり通る武官外交 
 写真はあるが内容不明!
b0142158_23161348.jpg

 上記の写真は自衛隊幕僚監部のホームページトップの一葉です。
 このホームページを見ていくと、河野氏が統合幕僚監部・幕僚長に就任して以来の派手な「外交活動」のほとんどが分かります。
 
b0142158_23302977.jpg
河野統合幕僚長が着任したのは昨年10月15日のことでした。第5代統合幕僚長、海将に着任したのです。
 以後、このHPには麗々しく河野氏の外交ぶりが紹介されています。もちろん、問題の文書の発端となったアメリカ訪問もアップされています。堂々と!制服組の「軍人」として写真におさまっているではありませんか。
 
b0142158_23332750.jpg

 ですが、そこで話された内容や記録は見あたりません。ところどころに空疎な「コミュニケ」があるだけです。華々しさだけが強調されているとしか言いようがありません。
 これは正に「武官外交」としか言いようのないものです。政府・内閣に先立って軍幹部(自衛隊幕僚幹部幕僚長)が「外交」、なかんずく「軍事」の先導役を果たしていることがはっきりわかります。
 直近の「外交」ぶりを見ると、安保法制=戦争法の成立を見越した行動が見え見えです。
 この写真はこの9月2日のものです。標題には「派遣海賊対処行動指揮官帰国報告」とありました。
b0142158_23484583.jpg


 安保法制=戦争法のまともな議論もそこそこに、河野氏を国会に呼ぶことすらせず、しゃにむに強行採決に持ち込もうとする自民・公明の横暴は断じて許してはならないという思いが募ります。

 ここで取り上げた写真などは以下のページでつぶさに閲覧できます。
 統合幕僚監部の出来事(クリック)

 *それにしても、こんなに世論が巻き起こっているさなかジャーナリズムの世界で活躍する人々、第一線にいる取材者などが、どうしてこんな報道をしてくれなかったのか。苛立たしい思いが募ることを率直に表明しておきます*
 いろいろ、手に入る範囲は読み比べてみたけれど少し物足りない。で、行きがかり上この記事は記録しておかなければ…と痛感しました。
 今日、9月9日の「しんぶん赤旗」の記事です。記事ですから冷静に報道されてはいますが、読む方はアタマにきます。
 「会談の記録は省内に存在する」が、「同一性はお答えしかねる」。「どこが違うか明らかにすると相手方の信頼を損なう」 ー これって国民への説明になっていますか?
 相手方ってアメリカのことでしょ?米軍のことでしょ?
 軍軍の独走=米軍・自衛隊の独走に、アベ自民(そして公明)が追随していることがありありです。安倍暴走の背景にアメリカがおり、米軍と密な関係にある自衛隊が安倍内閣を軍事面からコーディネイト(リード)している!シビリアンコントロールどこふく風!それが実態だとは…。怒り心頭です。
b0142158_21191617.jpg

 が、この「赤旗」の報道は極めて抑えた表現ぶりに思えます。NHKをはじめ、ジャーナリズムの端くれを自認する大勢のマスコミ陣に、この程度の理性的な報道はしてほしい。切に望むものです。
 この頃のマスコミに横行する不正確、曖昧、ぼかし、ひねりは第一線で取材する記者達の良識をむしばんでいるに違いありません。
 これは長いけれど、とても読みがいがあるし、記録としても貴重だと思うのでここに残しておくことにしました。
 以下の赤い文字の所から入って【全文公開!】「安保法制は?」「来年夏までに」「辺野古移転は?」「変更ない」——米軍への忠誠示す防衛省 「属国」日本の現状が明らかに!新たな「内部資料」を入手!のところをクリックすれば、当該文書の全文も読めます!

2015/09/03 米国に忠誠を誓う「軍人政治家」がペンタゴンで交わした「密談」の衝撃の全容! 防衛省内部文書・第二弾を暴露した共産党・仁比聡平議員に岩上安身が緊急インタビュー!(クリック)

 * 感想などありましたら、コメントください。当方で取捨選択したうえでアップさせていただきます *