<   2012年 09月 ( 15 )   > この月の画像一覧

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 この藤娘には諧謔がない。外連味もない。美しい可憐な娘姿だ。「大衆に最も悦ばれた」というのがよく分かる。ある意味、大津絵のナンバーワンだろう。
 平和なり 塗傘お女郎の藤の花
 こう詠んで見たかったが、できるだけ原文を使う試みなので控えることにした。
 
 絵解きに「爛熟した文化」とあるが、さほどの頽廃とは見えない。平和な落ち着いた時代、庶民も愉しめる文化の気配と読みたい。
 この大津絵が元となって長唄「藤娘」ができ、歌舞伎舞踊ができたのだ。
 藤の枝を肩にした娘の踊りは華麗きわまりない。

* 今日は台風が来るというので諸般の予定がキャンセルになりました。で、時間ができたのでこれ幸いと一挙に3枚分をアップしました。 



 
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 判官贔屓にはたまらない正義の味方が弁慶だろう。
 「長刀あしらい」という言葉もある。自由自在に長刀を操って相手を翻弄するということだ。
 維新・維新と騒ぎ立て、目新しい言葉遣いはするが、結局のところ原発OK、消費税増税OK、TPPOK、沖縄基地OK、憲法改悪OK、戦前の体制擁護に通ずるのが徹くんの「維新」なのだということがどんどん分かってきた。
 ここは一つ、弁慶のように長刀あしらいに長けた正義の味方となって、ひと肌脱ごうではないか。
 

 
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 こんな川柳を詠むと、福禄寿や大黒天に申し訳ないような気もするのだが…。「げほう」とくるとこんな風にも詠みたくなる。「げほう」とは「外法」つまり「外道」だ。
 広辞苑をみると「外法頭」は「外法を行うのに用いる異形の髑髏(どくろ)」とあり「上部が大きく下部の小さな頭」が転じて福禄寿のこととなったらしい。
 大黒天は福禄寿と仲が良いのか、おべっかを使っている。
 だが、絵解きにあるとおり「人の寿命と物は両立しがたい」、いずれ破綻するのである。
 さて、公明党の諸君はいつまで自民党の頭を剃り続けるのか。
ちょっと生臭すぎる話だけど…!
アタマにきたので…!
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こんなバカな話はないと思う!
抗議の意味をかねて…!
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 絵解きにあるとおり、提灯のような軽いものを重々しく、釣鐘のような重いものを軽々しく扱う風潮を厳しく嗤ったものだ。
 300年も昔の日本を席捲していた風潮のことなのだが、妙に現世に通ずるではないか…。

 国民にとって切実、重大な課題をまともに取りあげないマスコミの姿は苛立たしい。
 原発、消費税増税、オスプレイ配備、TPP、若者の雇用 etc.
 あなたなら何をあげるだろう?
 
 首相官邸前に集まる多くの人々、オスプレイ配備を拒絶する10万の沖縄集会…、まともに報道しないのはなぜなのか!
 財界やアメリカのご機嫌をうかがう、体制擁護。お先棒担ぎ。腰の抜けたジャーナリズムの昨今には辟易してしまう。
 
 言ってやりたい!
  民の声 釣鐘ほどの 重きもの
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大津絵にしては珍しい程、諷刺や諧謔を感じさせない言葉ですねぇ。
伊達な若衆への讃美と羨望がひそんでいるようです。
眩しいほどの若者のりりしさを詠むといったところでしょうか。
   鷹は飢えても穂をつまず
「若衆」は「ワカシュ」ですが、しゃべり言葉では「お若衆」は「オワカシュ」というより「オワカシ」と聞こえるような気がします。
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 「虹や!虹や!」と呼ばれて空を見ると大きな虹が架かっていた。「虹を見ると幸福になれる」とか「金持ちになれる」というらしい。
 「朝虹は雨、夕虹は晴れ」ともいうから何か気持がいい。
 架かりはじめて少し時間がたっている。二重の外側が消えそうだ。あわててカメラを抱えて外へ出るも、アングルを選んでいる時間がない!ままよ!と写したのがこの写真。
 その日は敬老の日だった!と後で気づいた。お年寄りへの贈り物だったかもしれないなぁ!
 もっと早く気づけば良かった…。
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 先月から東京の取り組みに呼応して、関西電力羽曳野営業所前で毎週金曜日の夕刻行動が行われています。今日は富田林の担当ということなので、ボクも合流しようと思います。
 手ぶらは惜しいのでA4サイズのプラカードを作りました。出先なのでカラープリントはできませんが、ここではカラーの方をアップします。イエローカードとレッドカードをイメージしました。
 英語で、Don't forget Fukushima! Don't allow re-operation!とリングで巻いてあります。
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 このハガキの文句は順序を入れ替えるだけで川柳、五七五になる。
 ただ「鉦しもく」を上の句にするのか、「ほっきして」を上の句にするのか、いささか迷う。
 「ほっきして」を上に置くなら「荒気の鬼も」の「」は「」とする方が適切なようだ。
   ほっきして荒気の鬼が鉦しもく 
 下におけば「荒気の鬼も」の「」はそのままでも良さそうだ。
   鉦しもく荒気の鬼もほっきして
 と言うわけで、こちらを採ることにした。

 「荒気」は「アラキ」と読めそうだが辞書にはない。古語辞典に「アラゲ」があった。「気の荒い」という理解でいいのだろう。
 「ほっき」はすぐ分かる。「一念発起」の「ほっき」だ。思い立つ、仏門に入る。非を悟る。改心するなどのことだ。
 ところで「鉦しもく」がよく分からない。方言だろうか?
 辞書でみると「しもく」は「撞木・杵」で「シュモクの訛」だから「鉦や撞木」の意となる。
 だが言葉の用い方で見ると「しもく」は動詞のように見える。鉦を「叩く」とか「撞く」の意だ。
 連想するのは「しばく」という言葉だ。本来の意味は「鞭や細い棒で強くたたく」という意味であり、大阪弁で常用される「しばいたるぞ!」といった品の悪い言葉ではない。その「しばく」が訛って「しもく」となっているのだろうか?
 広辞苑には「鉦叩き」という言葉が載っている。そこには「①鉦をたたいて念仏すること。また、撞木(しゅもく)。②鉦をたたき経文などを唱えて、銭を乞いあるく乞食僧。鉦叩坊主」とある。

 意味としては
 気持の荒んだ傍若無人だった鬼が改心して仏門に入り、鉦をたたいて念仏を唱え、街中を托鉢してまわっているぞ
 という程のことだろう。
 ただ、それだけでは大津絵にはならない。「そんなことをしても所詮は鬼だろ。騙されないよ。見せかけじゃないか」という諷刺・諧謔の意味がないとホントの大津絵とは言えないからだ。
 あの菅直人氏が四国八十八カ所をお遍路姿で巡る様子を面白可笑しく報道したマスコミのような味わいが、この大津絵葉書に込められているのだろう。

 ところで、この絵葉書の解説にある短歌は知らなかったので探してみた。三井寺のHPに次のような解説があったので紹介しておこう。 

 大津絵には道歌が添えられていることが多かった。
 道歌(どうか)とは仏教の教えを説くための教訓的なわかりやすい和歌である。
 この絵によく添えられていた和歌は
   「真なき姿ばかりは墨染の心は鬼に現れにけり」 
 「姿身なりは僧侶であっても心が鬼ならすぐその本性はわかる」という意味である。
 片方の角が折れているのは人間の欲望を少しだけ抑えているが、それでも中途半端であるから心の鬼が表面にあらわれるという意味だそうだ。

 成る程!
 片方の角が折れているのにも意味があるのか…。

 もう一度、この絵をよ〜く見つめ直すと…?
 牙も上と下にぐいちになっている!
 手に持っているのは托鉢の茶碗じゃなくて、奉加帳じゃないか!

 大津絵の面目躍如と言ったところか!
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さて、今回は「鬼の行水」です。
いきなり「徹くん」と書き出すには少々のためらいもありました。「政治屋」一般を諷刺する詠み方もできるからです。
大阪府知事を経験し、今市長、大阪維新の会をたちあげ、ついには日本維新の会として全国進出をめざす橋下氏に「徹くん」は無いでしょう。が、こちらは68歳、彼は42歳「くん」づけで呼ぶのもご愛嬌かと…。
決め手は「躰を洗って、心を洗わぬ者への諷刺」を彼に献呈することです。

と言うのは、彼が「従軍慰安婦(性奴隷)」にかかわる発言で「強制連行された証拠はない。あるなら出せ」と発言した際に、「性風俗は形を変えてどこにでもある。今もある」と強弁。
ある男性記者に「風俗に行ったこと無いの?無い?」とたたみ込み、「それでも男か!」と言わんばかりの発言をしている場面を見たからです。
「躰を洗って、心を洗わぬ」とはこのことではないでしょうか?

彼には『図説・心理戦で絶対に負けない交渉術』(日本文芸社・2005年刊)という本があるそうです。弁護士時代の橋下氏本人が自分の言論テクニックを披露し、手の内を明かしているのです。
この本の紹介者は「橋下氏の言論のあり方を分析するには、この本が最も役に立ちます」と述べています。

そのさわりが2回に分けてアップされていたので覗いて見ましょう。
1回めは橋下徹の言論テクニックを解剖する(クリック)です。

2回めはそのテクニックを「-ありえない比喩、前言撤回、ふっかけ、涙、脅し、言い訳……」と特徴づけた橋下徹の言論テクニックを解剖する その2(クリック)です。

バカらしくて買ってまで読む気はありませんが、最近某新聞社が「橋下語録」まで発刊されたそうです。
ここではせめて熱心に「教育基本条例」に反対する声をあげ続けておられる堺市の皆さんのウェブサイトから橋下語録に見る教育基本条例の危険性(クリック)を採録しておきましょう。