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  国民の「誤解」を問うより
    閣僚らによる「語壊」を恥ずべきです!


 30日の国会包囲行動、全国行動を受けて、菅官房長官が記者会見。安保デモ「大きな誤解」=菅官房長官との見出しの記事があちこちに掲載されました。
b0142158_2295175.jpg 記事の大要は以下のとおりです。
記者会見する菅義偉官房長官=31日午前、首相官邸
 菅義偉官房長官は31日午前の記者会見で、安全保障関連法案に反対する大規模デモについて「一部の野党やマスコミから戦争法案だとか徴兵制の復活などの宣伝もされ、大きな誤解が生じていることは極めて残念だ。政府として、誤解を解く努力をしっかり行っていきたい」と述べた。同法案に関しては「国民の声に耳を傾けながら、国民の生命と平和な暮らしを守ることは、国としての責務だ」として、成立を急ぐ考えに変わりのないことを強調した。 
                    (2015/08/31-12:13)
 「誤解」だと言うならその「誤解」を解くために全力をあげるのが法案退出者・内閣の務めだろう。そんな努力を安倍首相や中谷防衛相、岸田外務相をはじめ関係閣僚がしているとはとても思えない。
 「手榴弾は(武器ではなく)消耗品」と強弁。自衛艦が「核兵器を輸送することも排除していない」とは何事か。
 鳴り物入りで宣伝した「邦人輸送の米艦防護」について「邦人が乗船しているかどうかは絶対的条件ではない」。「ホルムズ海峡の機雷掃海」に関してもイランの安保政策責任者が封鎖を否定。当初に用いた理由付けは誤魔化しだったと認めざるを得ず、方便の論拠は崩れてしまった。
 統合幕僚監部の内部資料には、米艦防護の「ROE(交戦規定)」策定、「軍軍間の調整所」の設置、法成立を前提とした南スーダンPKO(国連平和維持活動)の行動拡大を明記。軍部独走、クーデターともいうべき深刻な事態が露呈している。
 おかげで参議院特別委員会は77回も審議が中断。その総ては、内閣・閣僚の答弁の行き詰まり、一貫性のない答弁論旨の行き詰まりを示すものだった。彼らの論理の「瓦解」を示している。
 その行き詰まりを国民の「誤解」と切り捨てていいのか。破綻した論理はどうしても償えない。関係大臣の答弁、制服組主導の官僚答弁は瓦解している。素直な眼で見れば明らかだ。
 ローカル紙の努力ぶりと比べると、NHKをはじめ五大紙の報道ぶりには明らかに遜色がある。菅氏が「国民が誤解している」と決めつけているのに「本当に誤解か?」との検証やまつわる取材、報道に欠けている。政府広報の趣きさえある。
 安保法制=戦争法をめぐる質疑・答弁を通じて明らかになったのは、閣僚らの答弁に現れた深刻な「語壊」そのものではないか。翻訳のしようもない「一体化」や「兵站」を巡る造語は「国語」「日本語」としての辻褄さえ疑わせる。国会の場で「語壊」現象が繰り広げられているのだ。
 こんなことを甘受できるだろうか。「君らは誤解している」、「信じて、黙ってついてこい」と言わんばかりの菅氏の言動をどう受け取るべきなのか。
 彼らは明らかに論理的に破綻している。だが、政治的延命の策を探し、講じようとしている。そのために弄ぶ政治的表現には眼をこらさないといけない。間髪を入れぬ批判が必要だろう。
 国民の「誤解」を問うより、
  閣僚たちの「語壊」を恥じよ!
と強調する所以である。
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 国会包囲行動10万人、全国100万人行動が呼びかけられた時、この歴史的な取り組みに呼応して東京へという思いが募りました。
 大阪でも3万人行動が呼びかけられていることもあり、ためらいがちに提案したのですが、段取りをつけてくれた仲間のおかげで参加できました。
 当日、地下鉄の車中で治安維持法国賠同盟の黄色いゼッケンをつけ始めると、「みなさんも行かれるのですか」「大阪からですか」と何人もの人が声をかけてくれます。文字通りの「総がかり行動だな〜」という実感が胸をうちます。
 ボクらは一路「国会議事堂前」を目指しますが、手前の「霞ヶ関」で下車する人もたくさん。地下鉄の駅からすでに人、人、人。その混雑を縫うようにしてできるだけ議事堂の近くへと歩を進めるのですが、なかなかたどり着けません。途中では、主に男女の青年達がハンドマイクでラップ調のコールを繰り返します。
 b0142158_16423164.jpg人混みを必死でかき分けながら唱和します。もう、先へ行くことを諦めて立ち止まって唱和する人も大勢います。
 青年達は汗みずく。みんな真剣な面持ちです。頼もしいなぁという実感に満たされます。
 うちわ太鼓を叩きながら唱和するお坊さん達の一行も…。
 「私たちは創価学会員です。公明党の山口代表に届ける署名を集めています」と三色旗を掲げて訴える一行には癒される思いがします。「がんばってるな〜」と声をかけました。
 大きな風船の固まりが議事堂前の車道に広がっているるらしい様子が覗えます。すると少し人の動きがスムーズになり始めました。辿っていくとどうやら中央分離帯らしいところで動けなくなりました。正面に議事堂が見えています。そこからは最早動けません。
 朝ちゃんが撮った写真を一枚、メールで送ってもらいました。それが上記の写真です。
 集会が始まっているらしく、挨拶・決意表明らしい声の断片が聞こえるのですが、ここからはラップのコールにかき消されて話の内容は分かりません。
 しかし、周辺のだれもが「行動に参加している」という充実感に満ちた表情をしています。
 上空を取材らしいヘリコプターが何度も旋回しています。「上から見るとどんな風に見えるのだろう。全体像はどううなっているのだろう」とヘリコプターを見上げるのですが、その様子は夜遅くに帰宅してから、大阪で配布されたという「しんぶん赤旗」の号外を見るまで、そして今日の詳報を読むまで判然とは分かりませんでした。
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 写真右下の木の側にある白い一角が「給水所」ですから、ボクらはかなり前の方まで迫っていたことになります。それ以上前に行けなかったのも当然でしょう。
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 「安倍やめろ!」の横断幕(空断幕?)は畳数枚分はあろうかと思われるほど大きく、沢山の風船でつり上げられ、数人の青年達が支えていました。格好の目印になったことは言うまでもありません。ボクらはその直近のところにいたのです。
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 ボクは1という意味、一人という意味を考えました。今日のボクは12万分の1です。7人で来たので一行は12万分の7です。こうやって一人一人が結集・参加するもとで12万人の行動が成立しているのです。全国で何百万人の人が心配したり、憤ったり、スタンディングや集会、署名に参加・協力していることでしょう。
 京都の駅頭でクルマ椅子に乗って無言のアピールを続けている井上吉郎氏の姿を思い出しました。彼にはいつも励まされているのです。
 大阪の行動も大成功。参加した人たち自身を大いに励ましたであろう感想にも沢山接しました。
 この取り組みの画期的な成功のうえに、経過・結末がどうなろうとも、新しいうねり、出発が始まったと確信できる日となりました。
 安保法制=戦争法は廃案。葬り去るしかないのです。
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 明日29日、30日の国会包囲行動に向かって出発します。ボクらロートルには夜行バスなんてつらいので前泊というわけです。
 国会包囲10万人、全国100万人の行動が呼びかけられ、着々とその準備がすすんでいます。
 行動を呼びかけている各委員会のバナーを集めてみました。
 総がかり行動実行委員会が全体を統括し、3つの実行委員会が幅広く結集しています。運営には諸団体がかかわっていますが、参加は団体・個人を問わない幅広いものです。
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 当日は、国会前でも、全国でも文字通り空前の規模となることでしょう!

  8・30国会大行動 実施要項決まる
   国会包囲10万人 全国で100万人


 戦争法案阻止へ、「総がかり行動実行委員会」が呼びかける30日の「国会10万人・全国100万人大行動」の準備が急ピッチで進められています。午後2時から4時まで行われる国会包囲行動の実施要項も決まりました。合言葉は「とめよう戦争法案! 集まろう国会へ!」です。
 10万人が参加できるようにするため、従来の国会議事堂の四方を包囲するというやり方を飛躍的に拡大。国会議事堂の東側(霞ケ関官庁街)を日比谷公園までとし、北側・西側・南側もそれぞれ拡大します。国会正門前ステージ(仮設)、霞門(弁護士会館前)ステージ(街宣車)などでスピーチが行われます。
「全国100万人大行動」をめざす各地のたたかいと一体感をもった包囲行動として、「全国一斉コール」を午後2時と午後3時に5分間行う予定です。

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 ボクらは治安維持法犠牲者国賠同盟ののぼりをかかげ、ゼッケンをつけて参加する予定です。もちろん、大阪での集会の成功にも力を尽くしています。
 フェイスブックにこんな番組がアップされていました。
 とても感動しました!

 黒澤明 死して15年
   直筆ノートにあった“メッセージ”


 人間は間違いばかり起しているのに、
 これだけは絶対間違いは起さないなんて
 どうして云えるだろう。
 それも、もし間違ったらおしまいだと云うのに、
 どうしてそんな事が云えるんだろう。

 高い木に登って、自分のまたがってる木の枝を
 一生懸命切っている阿呆に似ているね。

 猿は火を使わない。
 火は自分達の手に負えない事を知ってるからだ。
 ところが、人間は核を使い出した。
 それが、自分達の手に負えないとは考えないらしい。
 火山の爆発が手に負えないのわかっているのに
 原子力発電所の爆発ならなんとかなると思ってるのは
 どうかと思うね。

 「原発は安全だ」
 「危険なのは操作のミスで
 原発そのものに危険はない」
 「絶対ミスは犯さないから問題はない」
 ってぬかした奴等許せない。

 原子力発電が安全だなんて云っていた奴等は、
 今、どうしてやがるんだろう。
 そいつ等の顔が見たいね、全く!


 この番組は一見に値するのではないでしょうか!

  

 
”政権べったりの報道をやめろ” 怒りの声でNHKを包囲しよう!8.25 NHK包囲行動の会場で!

 永田浩三氏と言えば、NHK番組にあからさまに政治が介入・改変させた忘れられない事件の当事者の一人です。その当事者が昨日の「NHK包囲行動」で発言されたそうです。
 PCで見て、永田さんのカキコと動画が強く印象に残りました。
 まず、カキコです。
 昨夜のNHK包囲デモ。わたしの演説のまえに、若いディレクターが挨拶に来てくれたり、メールをくれたりした。ありがたいことだ。
 指定の5分に、思いのたけを入れ込んだ。聴いたひとのなかには、ただの個人的な悔恨のスピーチと思ったひともおられたようだが、それでもかまわなかった。
 人生のひとつの区切りだった。2回喋ったが、1回目のあとは、胸が苦しくてへたり込んだ。NHKどっぷりのわたしが死んだのだと思う。


 そして、この動画です!
   

 この事件を覚えている方…、知らなかった方…、今一度思い起こしておきたい事件です。

 NHK教育のドキュメンタリー番組「ETV2001 問われる戦時性暴力」。放送直前に改変されたことをめぐり、政治とNHKの距離が問われた。番組の制作担当者が7月下旬に出した著書で、当時の海老沢勝二会長の指示で放送当日に3分間カットされたという上司の新たな証言を明らかにした。
 01年1月26日ごろ、中川昭一衆院議員(当時)の名前をさして伊東律子・番組制作局長が「言ってきているのはこの人たちよ」と話したことや、幹部同士で「安倍(晋三)衆院議員に呼びつけられたのではなく、こちらから出向いたことにしよう」と口裏合わせをしていたとその場にいた吉岡民夫教養番組部長から聞いた、と述べた(1月29日に松尾武・放送総局長と野島直樹・総合企画室担当局長らが安倍議員と面会したあと番組を修正している)。

 永田浩三氏(現武蔵大教授)はこの番組「問われる戦時性暴力」のチーフプロデューサーだったのです。
 コメントにあるこれらの言葉が胸に響きます。
 「指定の5分に、思いのたけを入れ込んだ。」
 「人生のひとつの区切りだった」
 「NHKどっぷりのわたしが死んだのだ」


 事件の顛末については、もう一人の当事者・NHK番組制作局 教育番組センター(文化・福祉番組)チーフ・プロデューサーだった長井暁さん(現・東京大学大学院客員准教授)の発表文書が端的に示しています。あわせてお読み頂きたいと思います。
 長井暁さんの記者会見発表文書(全文)(クリック)

 政権政党によるマスメディアへの干渉・介入は断じて許してはなりません。メディアによる権力へのすり寄り・迎合はメディア・ジャーナリズムの自殺行為とわきまえるべきです。
 この原理・原則が侵されていることには当然、厳しい批判が寄せられるべきだと思います。
 永田氏の今回の発言は、その原点をともに思い起こす機会になりました。

 ボクは元来あまりTVは見ませんがコマーシャルが無いので、見るとすれば大抵NHKです。しかし、最近のニュース報道にはかなりの偏りを感じるので苦々しく思っています。でも、受信料の支払いを拒否しようと思ったことはありません。意見のあるときは正々堂々と伝えたいからです。
 ただ、この点については色々な意見があるようなので、もう少し思案したいと考えています。
 今日は一日ボンヤリ一服!昨日が一日、多忙だったから…。
 昨日は朝7時から町会で地蔵盆の段取り、昼間に姪の娘のミュージカル出演を鑑賞、夕刻には再度お供えの受け付け、テント番、夜は後片付けと清算などにつきあっていたのです。
 
 テント番をしていると、近所の奥さんに話しかけられました。
 「子どもの名を入れた提灯。子どもは大きくなって、孫の提灯になったけど、古い提灯はどうしたらいいんかなぁ。そのまま棄てるのも気がかりで…」
 ボクは答えました。
 「3日待ってください。聞いてみます。聞いても分からんかったら調べます」
 みなさんは、どうしておられるのでしょう?
 というわけで、調べました。メモにしてお伝えしました。

 先ずは、地蔵盆の由来から…!

地蔵盆の由来、提灯の意味
 地蔵盆は関西方面だけの風習で関東や東日本にはない。
地蔵盆の由来は?
 地域によって多少前後するが、基本的に地蔵盆は毎年8月の23、24日前後。
 お地蔵様(地蔵菩薩)の縁日は毎月24日に行われるが、旧暦の7月24日はお盆と重なるとので盛大にお祭りしようと室町時代に地蔵盆が大流行したのがきっかけ。
 もともとお地蔵様(地蔵菩薩)は子育てや子供の守り神として民間信仰の神様。だから地蔵には子供のような形をしたものが多い。
 その地蔵信仰が、平安時代に空也上人が書いたと言われる『西院河原地蔵和讃(さいのかわらじぞうわさん)』などの影響もあり、広く知られるようになり、江戸時代になると地蔵信仰と道祖神信仰が結びつき、お地蔵様は道端に祀られるようになって全国的に広まった。こうした由来があるので、地蔵盆は子供たちが主役のイベント。
地蔵盆の提灯の意味
 地蔵盆の提灯は、地蔵盆の由来とも関係してくるが、赤と白の提灯にお地蔵様と子どもの名を書き入れることによって縁を結び、子供が元気に育ってくれるようにという意味がある。
お地蔵様は子供の守り神(神か仏か)
 地蔵盆の日が近づくと、お地蔵様のお祭りの会館などに提灯が飾られる。提灯の色は特に決まってはいないが、なんとなく女の子は赤、男の子は白になっていて、その子が地蔵盆に参加しているあいだは毎年飾る。他にも、地蔵尊とか延命とか様々な提灯を飾る地域もある。
 地蔵盆の提灯は、お地蔵様に子供を守ってもらいたいという願いが込められたもの。

 さて、地蔵盆に使った提灯の処分はどうする?

盆提灯・地蔵盆提灯の処分方法について
1 ゴミとして処分しても何ら差し支えない。
2 最近の住宅事情や廃棄物処理の規制によって、提灯を自宅で燃や
 すのは難しい。
  手を合わせてお祈りしたのちに消し、鎮火をよく確認してから、
 紙などに包んで処分。
3 以前は送り火で燃やしたり、自宅の庭でお焚き上げ、菩提寺に
 持って行き処分。
  しかし最近は、火袋に少しだけ火を入れて燃やし(形だけお焚き
 上げをして)、鎮火を確認してから新聞紙などに包んでゴミとして
 処分する場合が多くなっている。
4 気にかかるようなら,お焚き上げをされる神社仏閣に持ち込まれ
 てはいかがか。近年はダイオキシンの問題などがあり,お寺でお焚
 き上げをすることも少なくなった。
  年1回程度お焚き上げをされる神社仏閣はあるが、大抵は、産業
 廃棄物として処理される。
5 初詣のときに神社等で古いお守りなんかを回収する時に出してみ
 ては?
*なお地蔵盆終了後、聞いてみると「滝谷不動さんの護摩焚きに入
 れてもらったらどうか」というご意見がありました。
 一案かと思います *

  以下はその参考です(滝谷不動尊のHPより)。
滝谷不動尊・秋季大祭(しゅうきたいさい)  
 2015年 9月28日(月)
  秋季大祭にあたる九月二十八日に併せて、柴燈大護摩供が瀧峰大
 護摩講の修験者によって勤められます。五月のように大規模ではあ
 りませんが、山主・修験者共々に熱祷をささげ、一座の柴燈大護摩
 供を厳修致します。
  当日は午前中に境内にて壇を積み、午後一時頃に点火となる予定
 です。
 柴燈大護摩供
  柴燈大護摩供は不動明王を御本尊として、天下泰平、国家安穏を
 祈念するものですが、当山では併せて五穀豊穣、信徒安全、そして
 ご信徒様の各願成就等を祈念してお勤め申し上げます。
 秋季大祭
  本尊開扉大護摩供厳修
 <ご祈祷の時間>
  午前五時・十時・十一時半(大般若経転読付大護摩供法要)
  午後一時・二時・三時半
  護摩木 一本 三百円                

 こんなわけで昨日の一日と今日の半日はつぶれました。
 珍しく、私事をアップした次第…!
 議会制民主主義を根本から破壊する妄動は
 断じて許せません!


 今朝は朝一番から怒りを禁じ得ません。
 日本共産党の小池晃議員は8月11日に参議院の安保法制特別委員会で自衛隊の内部文書を暴露しました。
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 中谷防衛大臣は「同じ標題の文書は存在する」としながらも、文書の存在、指摘された内容について曖昧な答弁を繰り返した挙げ句、委員会は休憩となり、決着は盆明けの委員会にゆだねられていました。これについての報道(しんぶん赤旗・18日付け)に接したからです。

 大見出しを読むだけでもその顛末と重大性がハッキリわかります。
 大見出し、小見出しを本文を少しずつ引用しながら読んでみます。

    自衛隊統幕監部の内部文書
  防衛省が存在認める 
 防衛省は17日、戦争法案の成立を前提に、自衛隊の詳細な部隊運用計画を記載していた自衛隊統合幕僚監部作成の内部文書が存在することを正式に認めました。

  中谷防衛相の指示受け作成
 (黒江哲郎防衛政策局長…の説明によると)法案の閣議決定翌日である5月15日、中谷氏が法案の自衛隊内部への徹底とともに、今後必要になる事柄について分析・研究するよう指示。これをうけて統幕が文書を作成しました(ただ、「大臣は指示を出したが、文書を見ていない」と弁明)。

  主要幹部のビデオ会議で使用
 文書は、戦争法案が衆院で審議入りした5月26日、自衛隊の主要幹部がそろったビデオ会議で活用されました。陸自の各方面隊、海自の自衛艦隊、空自の航空総隊、各方面隊、南西航空混成団などの主要な部隊の各指揮官が参加したといいます。文書は、全自衛隊規模の意思統一用だったことが判明しました。
 
 この報道に接したボクの意見を以下に述べたいと思います!

 安保法制=戦争法は
  アメリカへの従属国家の総仕上げ

 少し、首相官邸等にアップされている資料などを見ながら現況を考えてみます。
 一般に、今参議院の安保法制特別委員会で審議されている安保法制=戦争法は、昨年7月1日の臨時閣議で決定された「国の存立を全うし,国民を守るための切れ目のない安全保障法制の整備について(決定)」の具体化だとみなされています。
 もちろん、その一面はありますがこの「閣議決定」をテコに急速に具体化した対米従属の様相には異常きわまりないものがあります。

 今年に入っての一連の動きを政府のHPで見ておきます。
 4月27日 新たな「日米防衛協力のための指針」が日米安全保障協議委員会(2+2)で了承されました。
 5月14日 国家安全保障会議及び閣議において、平和安全法制関連2法案を決定しました。
 同じく5月14日 国家安全保障会議及び閣議において、治安出動・海上警備行動等の発令手続の迅速化等に係る決定をしました。
 7月1日 国家安全保障会議及び閣議において、「国の存立を全うし、国民を守るための切れ目のない安全保障法制の整備について」を決定しました。

 この一連の流れを見ると、安保法制=戦争法案の内容を決定づけたのが4月27日の「日米防衛協力のための指針(ガイドライン)」であったことが明白です。
 いわゆる「2+2」の会議における「合意」を待って、5月14日に法案が成文化されたのです。
 しかも、安倍首相はこの会議の直後の28日(日本時間29日)安全保障法制(戦争立法)について、まだ法案を国会に提出してもいないのに「この夏までに成就させます」「この夏までに必ず実現します」と2回も宣言したのです。
 ボクは当時「提出してもいない法案の成立をアメリカの両院議員に約束するとはどういうことでしょう。こんな屈辱的なことはありません」と某紙に投稿しました。
 ボクは安倍内閣の現状はまるで「傀儡(かいらい)政権のようじゃないか」とすら思うのです。

 国会審議をよそに軍事体制整備
  クーデターの謗りは免れません

 今回の安保法制=戦争法が閣議決定されたのは5月14日、国会に提出されたのは15日です。
 その15日に中谷防衛大臣が「自衛隊内部への徹底」、「今後必要になる事柄の分析・研究」を指示していたとすれば、事は重大です。
 衆議院の審議が始まる前から、さらに参議院には正式に議案が回付される以前から「大臣の指示によって」、「法案の成立を前提に」、「軍事的対応の準備」が始まっていたというのです。しかも、自衛隊の主要幹部は、この文書にもとづいて「意思統一」までしていた!
 これはまさに議会制民主主義の根本からの蹂躙(じゅうりん)と言わなければなりません。身の毛のよだつような横暴ぶりです。
 中谷防衛大臣はもとより、安倍首相ら全閣僚は「事態はクーデターに匹敵する」という批判にまともに答えることができるのでしょうか。
 政権与党に属するか、野党に属するかの別はともかく、いやしくも国会議員や政党に所属する人、明確に支持政党をもつ人々は、少なくともこの横暴を徹底的に糾すべき立場にあると思います。
 議会制民主主義の擁護は、党派的立場を超えた国民的課題であるはずです。

 事態の全経過と総ての内容の明確化
  責任の所在を明らかにして欲しい

 国会の動きとして参院特別委での「集中審議」や「統合幕僚長の証人喚問」などが提起され始めていることは当然です。
 国民が知りたいのはなぜこういう事態が起こったのか、これからも起こるのではないかという疑問に誠意をもって回答し、真実を明らかにすることです。
 そのためには、今回の事態に至った全経過、今回の文書の全貌とその意図の明確化が強く求められます。
 それを通じて、自ずから責任の所在も明らかになることでしょう。当然、責任ある者の出所進退も問われるべきでしょう。が、短兵急に出所進退を問うようでは、またしても「トカゲの尻尾切り」に終わる懸念を払拭できません。

 この事態に直面して、ボクなりの結論ですが…

 自衛隊文書の完全なる廃棄 及び
 安保法制=戦争法案の撤回
 安倍内閣の総辞職を求めます!
 

 <1> 衆参両院の審議、結論を待たずに文書化・具体化された本文書は不当と批判される域をはるかに超えています。こんなことが許されるならまさに「自衛隊・軍部の独走」と言わねばなりません。よって、本文書は全経過と文書内容の全公開のうえ、完全なる廃棄を確認すべきです。
 <2> 昨年7月1日に閣議決定された「集団的自衛権行使」は論理的結論の域を超え、「自衛」の名による「戦争参加」へ道を開こうとするものでした。
 その後に具体化された「日米ガイドライン」はいっそうアメリカへの従属を露わにするものでした。今回の安保法制=戦争法はその今日的実践版となり果てています。
 今回の自衛隊文書はどう見ても廃棄せざるを得ませんが、これを廃棄することは即ち、今審議中の安保法制=戦争法案の撤回とならざるを得ません。
 <3> 今回の自衛隊文書には安倍内閣の閣僚が関与しており、幕僚幹部がこれを具体化したものでした。しかも、主要なな自衛隊幹部がこれによって「意思統一」・教育がされています。
 そのすべてについて安倍首相と内閣全体が、明確に責任をとることが必要です。
 昨日、安倍談話についてボクなりの論評をしました。その際、念のため確保した一連の資料です!
 FBのノートにはアップしたのですが、ここにもアップした方がこのブログ単独の読者にも役立つかも知れないので、アップします!
 コメントは加えていません!加えないのが資料の値打ちでしょう!
 資料はクリックでそれぞれのHPの該当部分にとびます!

 安倍首相談話(70年談話)
 安倍談話と日本共産党の立場
 公明党・記者会見
 民主党・記者会見
 社民党
 維新の党
 次世代の党
 
*参考*
 村山談話(50年談話)
 小泉談話(60年談話)
 戦後70年を期する安倍首相談話が発表されました。
 「有識者懇談会」を立ち上げたり、閣議決定するとか、しないとか、与党内部で異論が出たり、アメリカには早くに連絡したが、韓国や中国にはぎりぎりだったとか、なかなか落としどころの決まらない顛末を辿りました。
 ボクは15日早朝から起きて、新聞を隅から隅までどんな内容か、どう評価すべきかと3紙を読みあさりました。行動予定、会議予定があったので昨日にはアップできなかったけれど、FBのノートに一連の資料をノートしておきました。
 ボクなりの感想的意見を記したいのですが、その前にこれをご覧ください!
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 お手軽な言葉のてんこ盛り
 味がぼけてしまったポタージュスープ
 煮詰めれば、「積極的平和主義」のエキスが残る

 朝日新聞夕刊「素粒子」欄の「安倍談話」への寸評です。言い得て妙と共感した人も少なくないでしょう。ボクは勿論その一人です。
 
 ボクの率直な感想を記しておきます。

 第1は、現に総理大臣を務める行政府の長でありながら、自分の言葉が全くないということです。
 談話をどう読んでも「私たちは」とか「日本は」とか「わが国は」という言葉が連なっているだけです。
 一国の総理大臣として、「私が」国民及び国際社会にどんな責任を果たすというのか、全く触れられていません。
 議会では能弁・多弁を誇る安倍氏の巧妙さというほかありません。
 安倍首相は「代理を通じ、自民党総裁として」靖国神社に玉串料(真榊)を奉納するという使い分けもしています。
 姑息な話ではないでしょうか。

 第2は、侵略や植民地支配、果ては戦争について、あからさまなウソと詭弁が用いられていることです。
 その端的な例が「日露戦争は、植民地支配のもとにあった、多くのアジアやアフリカの人々を勇気づけました」というくだりです。
 さすがに朝鮮や「満州」を直接あげるわけにいかず、「アジアやアフリカの人々」と誤魔化したとしても、日露戦争が「人々を勇気づけた」などというのはこじつけ、でっち上げの謗りを免れることはできません。
 この文面の直前に「植民地支配の波は、十九世紀、アジアにも押し寄せました。その危機感が、日本にとって、近代化の原動力となったことは、間違いありません」というくだりがあります。
 幕末から明治初期にかけての東洋各国の「開国・開港」が「植民地支配の危機」であり、それが「近代化の原動力となった」というのは近年、一部の「論者・学者」達が熱心に論じようとしているところです。が、「文明開化」の時代をかくも単純に「植民地支配の危機」と描き出すのも、歴史のねつ造の類というべきでしょう。

 第3に、戦争の原因を「経済のブロック化が紛争の芽を育てた過去」に求め、戦争が自然の成り行き・不可抗力であったかのように描き出しており、「自存自衛」論の隠微な表現となっていることです。
 安倍談話は明確に言っていませんが「経済のブロック化」の結果、「日本は、孤立感を深め、外交的、経済的な行き詰まりを、力の行使によって解決しようと試みました」というくだりには明らかに靖国神社・遊就館のいう「ABCDライン」を念頭においたものと見るべきでしょう。

 第4に、こんなワケですから、過去の侵略や植民地支配への反省もお詫びも、他人事で真剣さの片鱗もありません。そればかりか「もう済んだ。過去のこと」という開き直りの臭いがプンプンと漂っています。
 それが端的に表れているのがこの言葉です。
 日本では、戦後生まれの世代が、今や、人口の八割を超えています。あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。
 この一語で、村山談話などで触れた「侵略」や「植民地支配」への「お詫び」めいた引用も完全につや消しになってしまいました。

 第5に、今回の安倍談話では現実に起こっている北東アジアをはじめ世界に生起する諸問題になんの解決方向も示すことができませんでした。
 中国や韓国との真の友好のためには侵略と植民地支配、数々の残虐行為にたいする明快な国家的反省が必須です。国際社会の常識は「戦争犯罪に時効はない」ということです。国民に寛容への感謝などと、お説教をたれているだけでは何の解決もできません。
 歴史認識を正しくしなければ嫌中・嫌韓のヘイトスピーチすら解決できません。ましてや従軍慰安婦問題はどうするのか、道筋は全く示されませんでした。
 「唯一の戦争被爆国として、核兵器の不拡散と究極の廃絶を目指し、国際社会でその責任を果たしてまいります」ととなえてみても、なるほどと受けとめてもらえる行動はしたことがありません。

 最後に、いままさに強調したいことを指摘しておきます。
 安保法制=戦争法をめぐって澎湃として国民世論が盛りあがっているにもかかわらず一顧だにせず、平然とその成立を追い求め、この談話にまで「積極的平和主義」などと言いくるめるとは愚劣極まりない!

 本気で平和を誓い、先の戦争を反省するなら直ちに戦争法案は撤回するしかない!

 富田林市の年金者組合機関紙「しゅら」に、すすめてくれる人があってこの1年、川柳欄に寄稿してきました。
 毎号、短歌、俳句、川柳の寄稿欄が設けられています。ボクは「川向 ちゃ〜ちゃん」の名(号?)で寄稿しています。
 決めているのは「初句は必ず年金がらみ」ということ。
 2句めは「時事」です。でも、読み返してみると、余りに流行り言葉につけていると、何のことだか分からなくなることがある、ということがわかりました。
 できばえはともかく、かなりたまったので整理の意味でアップしておくことにしました。
 ご笑覧ください。
 例によって、画像はクリックで拡大できます。適当なサイズにしてご覧下さい。
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