flaneur・フラヌール・風楽舞楽!
この写真をアップしたいと思いつつ、用意はしたものの適当な文章が浮かばず、しばらくデスクトップに置いたまま思案していました。
今夏、友人達と京都・粋仙庵に一泊した折に頂いてきたものです。
風楽舞楽
と書かれているのがおわかりでしょう。ブラブラと読むそうです。
字体も面白いが、段ボールに書かれているのがなお面白い!
いかにも粋人の味がします。
手持ちの額をいろいろ試して、この額に決め、玄関に飾りました。
今日、これをアップする気になったわけは…?
昨夜、近く某紙に掲載する記事のことでimim氏に会い、耳寄りな話を聞いたからです。
同氏はオダサクにとても詳しい人で、オダサクのことを
flaneur・フラヌール(遊歩者・仏語)
と紹介してくれました。
flaneur・フラヌール(遊歩者・仏語)という言葉の意味は?
探してみると「ヴァルター・ベンヤミンが、近代(都市)を分析した『パサージュ論』と数編の『ボードレール論』の中で遊歩者(フラヌール)を重要なキーワードとして使用して以来、『遊歩者』は近代都市の分析概念として注目されてきた」との解説を見つけました。
「遊歩者(フラヌール)は都市を自分の夢の中に引き込み、街路は彼を遠くに消え去った時間へと連れていく、追憶と陶酔にひたって通りを散策する者は、目に映りゆく過去の建造物や読書の知識を自らが経験したもののように覚醒させる。遊歩者はこうして歴史の瞬間に立ち会う」ということのようです。
法善寺横町を闊歩するオダサクにふさわしい…!
フラヌール(遊歩者)がブラブラ(風楽舞楽)!
一脈相通ずるような気がします。
語感も似ているような気がしますねぇ…!
この写真をmixiで紹介すると「長崎ぶらぶら節を思い出しました」との感想がありました。
* 粋仙庵のこと、ベンヤミンのことは省略しますが、検索すればすぐ見つかります。