“Journey To Pay their Respect.”

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 ボクのfacebookの友だちに萩谷 良さんという方がおられる。面識はないがFBでは親しい方だ。
 この方が上記の写真をアップされ、英語に弱い(まるでボクのことじゃないか!)人のために自分で翻訳してくれた文面に感動した。
 FB同士のシェアはよくあることなのだが、個人のブログにそのまま転載するのはいかがなものか?と思ったので、お許しを願うメッセージを送ったら、「どうぞどうぞ!」と快諾をいただいた。
 ボクのブログを愛読くださる方々にぜひお読みいただきたい。

“An amazing occurrence happened in South Africa when 31 elephants made a “Journey To Pay their Respect.”
 南アフリカで、動物救援活動で知られた人物が亡くなると、31頭の象が最後の別れを告げに訪れるという驚くべき出来事があった
 どうして象たちはその人物の死を知ったのだろうか。象をはじめ多くの動物の命を救ってくれた英雄がこの世を去ろうとしていると彼らに告げた、人間の知能より偉大な、深い何かがあったのである。
 その人、ローレンス・アンソニー(1950ー2012)は、その動物救済活動によって南アでは伝説的な人物であり、ベストセラーとなった「象にささやく人」を含め3冊の著作もある。2003年に、バグダッド動物園の動物を米国の空襲から救いに現地に乗り込んだり、世界中で、人間の残酷な仕打ちを受けている野生動物を救う果敢な活動を展開し、数多くの象を救出して野生の世界に戻してきた。
 そのアンソニーが、2012年3月7日に亡くなった。すると、その二日後、野生の象の群れが、2頭の巨大な雌の族長に率いられて、彼の家に現れた。別々の象たちが、彼らの愛する友人である故人に最後の別れを告げるために、集まったのだ。合計31頭の象は、12マイル以上の道を辛抱強く歩いてやってきたのである。
 このありさまを目にした人間たちは、当然この動物たちに畏敬の念を抱いた。それは、アンソニーの逝去のときを正確に知ってやってくるという象の智恵にばかりではない。彼らの記憶力と、こうも組織的に表された彼らの感情に、心を動かされたのである。象たちは、原野の住処から、アンソニー邸まで数日もかけて、1頭また1頭とつづく厳かな隊列を作って、ゆっくりと歩みを運んだのだ。
 アンソニーの妻、フランソワーズ夫人はとりわけ深い感動を受けた。それまで、象たちの訪問を受けたことは3年以上もなかった。それなのに彼らは、そこに来る道をちゃんと知っていて、なんのためにこの家を目指すのかを知っている様子だった。あきらかに象たちは、ローレンスに対する深い敬意を表したかったのだ。彼らの命の恩人であるこの人間を敬う彼らの気持の深さは、2日2晩何も食べずにそこにとどまったことによく表れている。
 こうして、世界中で象以外にも多くの動物の命を救った人物に、彼らにできるたった一つの、しかも感動的な記念すべき方法で敬意を捧げた象たちは、人間の決して及ばない智恵と情愛の深さをもつことを証明した。そして、ある朝、そこを立ち去り、長い家路についた。

* ボクも象が賢いことは知っている。でも、霊感ということはあまり信じない!感動的な話だがホントのことか?と目を疑うような話ではないか!
 ご心配なく、萩原氏は「戦火のバグダッド動物園を救え―知恵と勇気の復興物語」(クリック)というローレンス-アンソニーの本を紹介されたうえ、ペンと絵筆inアフリカ(クリック)というブログも紹介されている。
 ホントにあった感動的な話なのだ!
 < 追記 >
 ボクは誰か、この物語を映画にしてくれないかなぁ…と思った。
 象の群れたちがのっし、のっしと隊伍を組んで大草原を歩き続ける姿が延々と続いても決して見飽きることはないだろう!