東京へのオリンピック招致がきまりました <6>

この際、政府・国会、東京都・都議会、NHK・マスコミに言っておきたいことがあります

高円宮妃久子氏のスピーチは何だったのか?
 高円宮妃久子氏は、9月7日アルゼンチン・ブエノスアイレスで開催されたIOC総会に出席し、日本の招致プレゼンテーションの冒頭で「あいさつ」をしました。フランス語、英語でのスピーチそれ自体は流暢で見事なものだったと言っても良いでしょう。このスピーチが東京招致の決め手だったという報道が、国内外のあちこちに見えます。
 当然のことながら、誰もが久子氏は「プレゼンに参加した」と受け取っているのです。ところが、驚いたことに「2020東京オリンピック・パラリンピック招致委員会」の公式ホームページにはその記述は全くありません。
 このHPには、8月23日付けで「招致出陣式」の報道があり、9月08日付けで「プレゼンテーション実施」の報告がアップされています。

 「出陣式」でプレゼンターとして紹介されている顔ぶれは次のとおりです。
 猪瀬 直樹 (東京都知事/招致委員会会長)、竹田 恆和 (招致委員会理事長)、水野 正人 (招致委員会副理事長/専務理事)、太田 雄貴 (招致アンバサダー/オリンピアン)、佐藤 真海 (パラリンピアン)、滝川 クリステル (招致”Cool Tokyo”アンバサダー)、政府関係者
 「実施報告」にはプレゼンターが登壇順で紹介されています。
 佐藤 真海 (パラリンピアン) 、竹田 恆和 (招致委員会理事長) 水野 正人 (招致委員会副理事長/専務理事) 、猪瀬 直樹 (東京都知事/招致委員会会長) 、滝川 クリステル (招致“Cool Tokyo”アンバサダー) 、太田 雄貴 (オリンピアン/招致アンバサダー) 、安倍 晋三 (内閣総理大臣)

 ご覧の通り「招致委員会」 (従ってJOCも)は、高円宮妃久子氏が公式に「プレゼンに参加した」とは書けないのです。しかし、久子氏はその発言を「チームジャパンがこれからプレゼンテーションを始めます。説得力のあるものとして聞いていただけると思います」と結んでいました。明らかにプレゼンの「冒頭発言」だったのです。

皇室・皇族を「政治利用」した安倍首相、そして内閣
 プレゼンの冒頭発言者が、招致委員会の公式記録に記録されない。高円宮妃久子氏は公式にはプレゼンに参加していないという扱い。
 これはどういうことでしょうか?
 ここに皇室・皇族を「政治利用」する安倍内閣、安倍晋三氏のよこしまな素性がはっきりと読み取れます。
 細かな経過をいちいち例証するのは避けますが、招致委員会会長(東京都知事)猪瀬直樹氏は、早くに安倍首相に招致の協力を申し入れ、安倍氏は「東京招致は国家戦略」と応答していました。すかさず猪瀬氏が「ならば皇室・皇族を動かせ」とせまったことが窺える報道があります。
 猪瀬氏は、東京招致が決まったあと、高円宮妃久子氏のプレゼンへの参加を「自身の発案だったことを明かし、『われわれが持っている伝統的な力は何かというものを切り札とした』」と述べ、「皇室が持つ影響力の強さに頼った」との報道がそれです。
 もとより、いかに猪瀬氏とはいえ、皇室・皇族を直接、「意のままに」に動かせる道理はありません。オリンピック招致を「国家戦略」と定めた安倍晋三氏らのとんでもない皇族の「政治利用」、憲法逸脱の暴走が始まったのです。
 次回は、そのいきさつを検証してみます。(続く)
by itya-tyan | 2013-09-28 21:38 | 東京オリンピックによせて | Trackback | Comments(0)
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