これはとんだハプニング!2月の季語付き川柳異聞!
ところが驚き!この話、ホントになりそうなのである。
結論から言えば、橋下徹氏が一旦市長を辞めて、再出馬するというのである。
その気配は察しないわけでもなかった。昨日、1月31日の金曜日、大都市協議会の席で事実上「大阪都」構想の推進が暗礁に乗り上げたからだ。引き続いて、今日、2月1日「日本維新の会」の第2回大会で橋下徹氏が挨拶の席上「事実上『大阪都』構想の協議は止まる」と明言した。
マスコミもここぞとばかりに報道しているさなかに、橋下氏:市長辞職、再出馬を表明 敗れたら「政界去る」毎日新聞 2014年02月01日 14時39分(最終更新 02月01日 15時49分)(クリック)などの報が流れてきた。
橋下氏は「公明党が『大阪都』構想に協力してくれるという約束で、公明から申し出のあった6選挙区で維新候補を擁立しなかったのに、離反した」とお怒りなのである。
かくまで橋下氏が執着する「大阪都」とは何なのか。
分かりやすい資料を提供しておきたい。「明るい会」や「よくする会」が整理したパンフレットである。
ともあれ、共産党はおろか、自民や民主、はては公明まで、橋下氏の設定した枠組みや日取りの設定に同調しなかったのは大いにうなづける。
これが気に入らなくて、橋下氏は「日本維新の会」も大阪市長も投げ捨て、辞職・再出馬に打って出る、カケを打つというのだ。ギャンブル好きの彼らしい!
ともあれ、市長選挙に至るまでことは彼の思惑通りに運ぶかも知れない。「大阪都」とは何なのか、本格的な議論を深める必要も出てくるだろう(橋下氏は「深掘り」なんて言っている)。
政見論議、政策論議はますます深める必要があるだろう。だが、その前にどうしても触れておきたいことがある。
橋下氏の政治心情・立脚点についてである。
彼は「日本維新の会」第2回大会、開会の辞で2度にわたって、自身の心情に触れた。始めに彼はこう説き起こした。
先ず、僕は自分が存在するためには、自分のことは自分で守る。自分のことは自分で決める。この2つがなければ存在できない。個人も国家も同じだと思う。
そして、2度目にはさらにあからさまにダメをつめた。
一番肝腎なことですが僕は申し訳ないが「大阪維新」の組織を守る、「日本維新の会」の組織を守る、もっと言えば議員のみなさんの身分を守るためにここまでやってきたつもりはない。申し訳ないが、大阪都構想のために思う存分、最後は自分のことは自分で決める。これを徹底してやっていきたいと思いますので、「日本維新の会」、今後みなさんに托します…。
果て?「自分のことは自分で守る。自分のことは自分で決める」とは一体どういうことなのか?
徹クン一流の言い回しとばかりは言えまい。府政や市政をおもちゃにして、したい放題してきた駄々っ子が、突然思いのままにならない事態に遭遇して、あたりかまわずわめき散らしている。そんな醜態に見えてしようがない。憎まれっ子世に憚るの図だ。
今日は、お遊びのつもりで創った川柳が真実味を増す一日だった。
鬼は外維新に決着つけるまで