解釈改憲・集団的自衛権をめぐる論壇のこと


b0142158_16352677.jpgこの写真は防衛白書からもらってきました。
 説明に「米軍との共同訓練においてオスプレイから降着後、前進する陸自隊員」とあります。
 自衛隊もオスプレイを「活用」しているのですねぇ!

 集団的自衛権の行使を可能にするのか? 

b0142158_16465345.jpg 安倍心臓首相があの手この手で解釈改憲への道を進もうとしています。自民党は改憲草案を掲げ明文改憲をめざしています。
 安倍氏は一挙に9条に迫るのは困難とみて「96条改憲(相対多数改憲)」をめざしましたが事実上挫折。いまは「集団的自衛権行使」、事実上の改憲をめざしています。

 それは、日本が海外で戦争する国に突き進む道にほかなりません。

 注目しておきたい論壇の動き
 苦々しく思いつつも、論壇の動きを丁寧に追うゆとりがありません。と、榎本好孝(えのもと・よしたか)さんという方が恰好のまとめをしてくれていました。備忘のためにここに記録しておきたいと思います。
 河野洋平氏(元自民党総裁・元衆議院議長)
 「60数年前に決意した平和主義を正反対のものに塗り替えようとしている」と叱責。
 村上誠一郎氏(自民党総務会メンバー・衆議院議員)
 かつてナチス・ドイツがワイマール憲法を葬り去った歴史に触れて「安倍さんの解釈改憲は、それと同じ愚を繰り返す危険性がある」
 小林節氏(慶応大学名誉教授・「改憲派」を自認)
 「私は96条改正の動きを『裏口入学』と批判したが、解釈変更はよりひどい『権力による憲法泥棒』だ」
 小林武氏(沖縄大学客員教授)
 首相が自由に憲法を解釈できるとすれば国家権力を憲法によって制限する原理としての立憲主義の根幹を否定する「クーデタ」と呼んでさしつかえない。
 水島朝穂氏(早稲田大学教授)
 「他衛のため」の集団的自衛権行使を認めることは、自衛隊が創設された1954年以来政府がとってきた「自衛のための必要最小限の実力」という論拠を捨てることを意味し、「自衛隊」の存立根拠にかかわると詳説。
 松井芳郎氏(名古屋大学名誉教授)
 集団的自衛権について「(国連安全保障理事会)常任理事国やその同盟国にとっては武力行使のライセンス」となり、「(国連の)集団安全保障の理念と真っ向から逆行する」と本質批判。
 阪田雅裕氏(元内閣法制局長官)青井未帆氏(学習院大学教授の対談より
 *阪田氏
 今大事なのは集団的自衛権の本質や必要性を語ることなのに、安保法制懇は日本のはるか上空を飛ぶミサイルの迎撃など「極めて枝葉末節」の議論に終始している。
 *青井氏
 安保法制懇は憲法との関係について研究を行うために設置されたのに、憲法論議が展開された様子はなく、憲法学者も一人しか入っていない、という驚くべき実態を紹介。
 *阪田氏
 9条解釈改憲の動きに対して「いわば政治以前の、常識的な問題として、多くの人たちが一致して反対できるのではないか。改憲、平和主義をどう考えるかにかかわらず、おかしいと言えるはず」

 安倍氏の暴走は「防衛白書」からも明らか

b0142158_18142454.jpg  上記各氏の論調は決して「過激」なものではなく、至極当然の発言です。
 念のために2103年版の「防衛白書」からひいてきました。


 政府見解は間違いなく「憲法9条のもとで許容される実力の行使の範囲を超えるもであり、許されない」としているではありませんか。
 ただ、卑劣なことにこの「防衛白書」では、わざわざ「コラム」などという欄を設け「安保法制懇」について一文を載せ、解釈改憲への「布石」を打っていたことも注記しておきます。
 
 該当部分をここにアップ(クリック)しておきます。うまくリンクできていない場合は、独自に探してもらわないといけないのかも知れません。http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/2013/2013/pdf/25020102.pdf
 
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by itya-tyan | 2014-04-29 18:33 | くらしと政治の原点 ー 憲法 | Trackback | Comments(0)
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